お知らせは当然に、
蓮の花はありがたみがあるね。仏教やお釈迦さまを連想するからか。
今年も見れてよかった。
彼女から緩和ケア病棟に入院することになったという知らせの後、音沙汰なく心配していた。
彼女の友人が報告に来てくれた。
自分の思いをエンディングノートにきっちり書いていた。緩和ケア病棟では暇だったらしく早々に退院して自宅で療養していた。多くの友人と会うことができた。
ほんとの最後だけ、病院でお世話になった。
笑って送ってほしい、葬式はしたくない。
遺言どおりに献花とお別れの会を開いたこと。
派手好きな彼女にあう死化粧をしたこと。
まぶたに目を描くのはやめておいたこと。
光景が浮かぶ
泣いたらあかんって言われてるから、泣かないの
と泣き笑いで話してくれた。
「せいがないわ」と繰り返していた。
さみしいよね、張りもなくなる。
夫を亡くした時よりも寂しそう（それは言わないけど）
それでもまた、彼女がふらっとたずねて来てくれるような気がする。
約束したよね。
待ってるわ
