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苦海より逃れた先に待ち侘びた熨斗目花色のさようなら #tanka
彼の人の隣りに咲いた麹塵の模様も遠く川の向こうの #tanka
選択の分岐をふたつ舐めとって余計なお世話と土の味 #tanka
薄花を讃えて泳ぐ翌る日の仇と和解と虚を携えて #tanka
緋色(あけいろ)の歌体がしける薄花も悪がるすべてを赦す秋 #tanka