年間1,000万以上のコスト削減事例続々!!中国越境EC、インバウンド担当者に必ず読んでほしい代理店、PR会社の選ぶ際のポイント
中国越境EC・インバウンド専門 JUTOU株式会社の辻です。
最近では、中国のインバウンド周りや越境ECに関するサービスや情報がある程度正確に取りやすくなり、
ぼったくりや詐欺まがいの業者や代理店も少なくなりました。淘汰されていったというのもあると思います。
それでも「エグい」お金の取られ方をしている企業さまからのご相談を今でも多くいただきます。
結果が出ているならともかく、結果が全然出てないのにお客様企業が赤字を垂れ流し続けるというケースが多いため、
私はPL、過去プロモーション施策を見直し、売上を維持しながらコストの適正化を図っていきます。
最近では年間1000万円くらいのコスト削減を何件も実現できています。
(裏を返せば、それだけぼったくりが多い・・悲しい。)
売れてるけど儲からない企業さまほどかなりの確率でコスト削減が図れます。
しかし、このような状態になる前に対策できることに越したことはありません。
中国に限らずかもしれませんが、ぜひ依頼する前に以下の点をおさえていただきたいです。
①何社も回って話を聞く
当たり前ですが、何社にも話を聞いて提案・見積を取らないと適正な価格もわからなければ、どんな施策がいいのかわかりません。
私はお問合せいただいた企業さまにはよく「私の話だけをうのみにしないで、いろいろな会社さんに聞いてみてください。」
とおすすめさせていただいています。
汗かいて情報・データを集めないと後々痛い目に遭うことが多いのです。
②KPI(落としどころ)は明確にする
特に中国の場合はKOL施策実施することが多いのですが、KPIが不明確だったり、PV数やいいね数といったものをKPIに置いていると
中国の場合はこういった数字はいくらでもちょろまかせてしまうので、なかなか難しいですが、「店舗来店」「購入」などの売上に直結するもの、
目に見えるものをKPI(落としどころ)においた施策に取り組むようにしましょう。
③「契約書」は注意
企業でなにかしら取引をする際に契約書を結ぶって当たり前なんですが、特に相手が中国企業の場合、私は取引の内容や取引先によっては、口約束でとりあえずやらせちゃう、みたいことをしたりします。なぜかというと、契約書が「自分たちだけ」を縛り付ける、というリスクがあるからです。日本企業はコンプラもあるので、契約遵守を重視しますが、中国企業の中にはなにかにつけて契約した内容を平気で齟齬にします。
あまりにひどいケースの場合はもちろん国際訴訟といったこともありますが、結構日本企業さまは優しいのか、「もう仕方ないか・・」というあきらめてしまうケースが多いのです。
もちろん契約書を結ばなければならないことは大前提としてありますが、その契約書が自分たちだけを縛って、向こうには効力がない可能性がある
ということを考えなければなりません。
④1社に権限を集中させない
中国でいえば、私はワンストップで1社にすべてを任せるのはリスクだと考えています。日本国内では考えられない「ええーー!??」って事態が起きたりするからです(笑)
インバウンド、ECモール運営、モール外プロモーション、中国オフライン展開というのはなるべく依頼する業者を分けてコントロールしたほうがリスク分散になります。「独占契約」とかも極力避けたいですね。
気をつけていただきたいのは、施策に一貫性を持たせるよう企業さま側がきちんと戦略をもっていることが必要です。各社の各施策がちぐはぐになって
しまうのは避けなければなりません。そういった点で中国担当の社員さまのスキルが求められると思います。
コストの削減の際に、業者さんに嫌われたり、出禁になったりして業界で干されるのではないかと心配で仕方ないのですが(笑)、なぜこだわってやっているかというと、1円でも多くのお金を「売上の上がる」施策に投資しないと中国の場合は勝てないからです。
日系大手、韓国、欧米、ローカル企業と激烈な競争マーケットで戦うのに、代理店や業者さんの利益に大半のお金が消えていっているのを知らずに市場で負けていく、という
のはなんとしても避けなければなりません。
月間100万円の無駄なコストをタオバオのリスティング広告に当てることができれば、月商が数百万増える可能性も十分にあります。
あなたの会社は儲かっていますか?必要なところに必要なだけ投資できているでしょうか?
ありがとうございました。