社長「ありがとう&ごめんなさいの会」のススメ

【サマリー】
・経営者が定期的(月1くらい)に「ありがとう」と「ごめんなさい」を強制的に言う機会を作ったらいいんじゃないかと漠然と思うことがあった。
・従業員が辞める第一の理由、36%が「承認不足」
・山本五十六の言葉が刺さり過ぎて泣けてきた

最近、経営者の発言について考えることがありました。経営者だって人間なので、感謝すべきところで「ありがとう」を言いそびれてしまったり、さくっと「ごめん、間違ってた」と言っちゃえばいいのにってところで変に意地を張ってしまうことだってあるかもしれません。経営者はその瞬間は気になっても、忙しさの中でそのことを忘れてしまいますが言われた従業員はそのことを覚えているものです。それは服についた染みのように広がり、残り、従業員のモチベーションを下げてしまいます。染みはついた時にすぐに取り除けば、後が残らないのに。。。
なんてことを考えてたら、「月1回、社長がみんなに『あの時ありがとう!』『あの時ごめんなさい!!』って強制的に言う機会を作ったらいいんじゃないか」と思うようになりました。

それって何でなんだろうということを考えて時に、「承認欲求」という言葉が頭に浮かびました。こちらの記事によると、従業員が辞める第一の理由、36%が「承認不足」とのことです。

承認欲求と言うと何となく主張が強い、ワガママなような印象を受けますが、人間にとって当たり前の感情です。むしろ、経営者はその当たり前から目をそらさず、従業員が気持ちよく働いてもらうために何が出来るかを常に考え、また自分に至らない点があったら速やかに修正するということが、企業経営上合理的な行動なのではないかと個人的には考えます。経営者は善人であれとかそういうことではなく、合理的な判断です。
今回で言うと、「あの時、ありがとう!」「あの時、ごめんなさい!!」を早めに行った方が絶対得だと思います。

従業員と承認欲求について調べていると、「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という山本五十六の言葉が出てきました。この言葉は何となく知っていたのですが、この続きがあることを今回初めて知りました。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

いやはや、自分がモヤモヤ考えていたことへの答えが凝縮されていて、マジで泣けてきました。お恥ずかしながら山本五十六に関する知識がほとんどない私ですが、今回を勉強してみようと思いました。

じゃあ、「ありがとう&ごめんなさいの会」をどうやって運用したらいいかですが、社長本人が気づいている分について言うのと、あとは他薦かなあと考えています。特にごめんなさいについては、「Aさんに、あの時のこと謝っといた方がいいですよ」的な感じの報告を募る。それを見て「いやいや、あれは俺は謝る必要がない」なんて言っている経営者は、そもそもこんな制度導入しない方がいいですね。

では、また折を見て書かせていただきます。

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