アドラーの心理学
こんにちはYoshikiです。今回は個人心理学を創始し、後継者たちが発展させてきた心理学の軸を作ったアルフレッド・アドラーについてかいていきます。
目次
1.アルフレッド・アドラー
2.アドラー心理学
3.おすすめの本
アルフレッド・アドラーとは
アルフレッド・アドラー(1870-1937)オーストリア出身
精神科医、心理学者、社会理論家
現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
アドラーは最初眼科医~小児科医を営んでいた。
1898年、アドラーは最初の著作となる(仕立て業のための健康手帳)を刊行した。
当時は誰しもが診療を受けれるわけではなかった為、アドラーは、あくまで医学の正しい知識を通じて社会をよりよくしようと考えていた。これは、診療所を構えていた場所にも影響している。
1902年にジークムント・フロイトから招かれてフロイトの研究グループに参加し、これが彼と精神分析との関わりの始まりとなる。1910年にウィーン精神分析協会の議長に就任。1911年にアドラーは主だった仲間と共に自由精神分析協会を設立(1913年に個人心理学会へと改称)。
1922年に児童相談所を設立している。1920年代にはアドラーは、教育、医学、心理学、ソーシャル・ワークなどを含む学際的な努力を通じて、子どもたちの精神的な健康のために革新的な考えを持つ心理学者として知られるようになっていた。
このあたりから心理学者や教育者として生活している。その後も多くのことを議論している。
アドラー心理学
さて、今回の本題であるアルフレッド・アドラーの心理学について書いていく。彼の中には5つの基本前提が存在する。
5つの基本前提(5Basic Assumptions)
個人の主体性(Creativity)
アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、全体としての個人が、心身を使って、目的に向かって、行動している、ととらえる。アドラー心理学では、個人の創造力、創造性を評価していて、それが個人の変化、変容を可能にする根拠となっているので、主体性というより創造性の方が適切である。
目的論(Teleology)
全体としての個人は、生物学的には、個体保存と種族保存、社会学的には、所属、心理学的には、その人らしい所属、という目標のために行動する。
全体論(Holism)
アドラー心理学では、個人を、例えば、心と身体のような諸要素の集合としてではなく、それ以上分割できない個人としてとらえる。したがって、アドラー心理学では、心と身体、意識と無意識、感情と思考などの間に矛盾や葛藤、対立を認めない。それらは、ちょうど自動車のアクセルとブレーキのようなものであって、アクセルとブレーキは互いに矛盾し合っているのではなく、自動車を安全に走行させるという目的のために協力しているのと同じように、個人という全体が、心と身体、意識と無意識、感情と思考などを使って、目的に向かっているのである。
社会統合論(Social Embeddedness)
人間は社会的動物であることから、人間の行動は、すべて対人関係に影響を及ぼす。アドラー心理学では、人間が抱える問題について、全体論から人間の内部に矛盾や葛藤、対立を認めないことから、人間が抱える問題は、すべて対人関係上の問題であると考える。
人間は人間社会において生存しているものであって、その意味で社会に組み込まれた社会的存在なのである。社会的存在であるので、対人関係から葛藤や苦悩に立ち向かうことになるが、個人の中では分裂はしていなくて一体性のある人格として行動している。すべての行動には対人関係上の目的が存在している。社会に統合するというよりも、最初から社会的存在なのである。
仮想論(Fictionalism)
アドラー心理学では、全体としての個人は、相対的マイナスから相対的プラスに向かって行動する、と考える。しかしながら、それは、あたかも相対的マイナスから相対的プラスに向かって行動しているかのようである、ということであって、実際に、相対的にマイナスの状態が存在するとか、相対的にプラスの状態が存在するとかいうことを言っているのではない。人間は、自分があたかも相対的マイナスの状態にあるように感じているので、それを補償するために、あたかも相対的プラスの状態を目指しているかのように行動するのである。
これは哲学における認知論の問題である。ただし、「認知」という用語の使い方については、基礎心理学(臨床治療を直接の目的としない研究)の20世紀後半以降の主流派であるところの認知心理学における「認知」とは大きく異なることに注意が必要である。
※Wekipediaより引用
これらを用いてアドラーはカウンセリングを行っていった。アドラーが大事にしたものは来談者のライフスタイルについてである。
ライフスタイル分析は、治療、または、カウンセリングの必要に応じて行われる。 来談者が抱えている問題は、対人関係上の問題であり、来談者が自らの資源(Resource)や使える力(Personal Strength)をうまく工夫すれば解決できるという考え。
嫌われる勇気
アドラーが出版した本で一番有名なもので心に来るものです
嫌われる事を推奨しているわけではなく「好かれる」「嫌われる」という他人の評価に依存する事から脱却し、自分が持っている能力を生かして他者貢献を行い「自分は有益だと」感じられるよう過ごしていくことを提唱しています。
ビジネスにも活用できるこの本は上に立つべきものが読む本だと考える。人は集団で行動することを好む。その為に個人の意見を主張するというよりかは集団に依存することが人間の特徴だと考える。特に日本人においては上の人が唱えたものに意見を言うことが少ない。そういう人にぜひ読んでほしい。
その他には以下の本がおすすめである。
人生に革命が起きる100の言葉
多くの人物に影響を与えたアドラーについて、彼の言葉と共に、シンプルな解説がなされています。タイトルにもあるように、アドラーの言葉が100個紹介されています。どれも数行程度の短いものです。それについて1ページちょっとの解説が加わるという構成です。
心理学においてアドラーがいかに重要な人物で興味深いことかお分かりいただけただろうか。
あくまで参考程度にして、自分を見つめなおし自分の芯を作りそれを他人に伝えることをできるようにすることで新たな自分になれるであろう。
今後自分の考えと理論も伝えていければと思うので良ければフォローと、スキをお願いします!
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