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さぁ、12年ぶりのフィンランドへ

今日はフィンランドへ飛ぶ日。
ミュンヘン空港行きのシャトルバス乗り場に
行くと、すでに8人くらい待っていた。

人のよさそうな老夫婦に、
「空港行きシャトルバスを
待ってるんですよね?」と確認すると、

「そうなんだけど、もう30分も待ってて、
来ないから、ここでいいのか自信ない」
と不安な表情。

パワフルそうな大柄の女性にも声をかけると、
「だいぶ待ってるんだけど、来ないのよ」
と苦笑い。シアトルに帰る便に乗るそう。

「私たちもかなり待ってるわ」
隣の二人組もこぼしはじめた。 

「バス停ここでいいのよね?」
「うん、たぶん」
「別の場所に変わったのかな?」
「大丈夫よね⁉︎」

先生が現れない自習時間に、
答え合わせをしてる生徒たちのようだ。

近くのホテルに確認してみると、
「そこで大丈夫」とのこと。
待ち人仲間に伝える。

まわりと全く話さぬカップルがいた。
「日本人ですか?」と声をかけると、
「ええっ!日本人だったんですか?」
女性のほうがビックリしたようすで、
大きな目をさらに見開いている。

「ええっ、あたし日本人には全く見えない⁉︎」
こっちこそ、ビックリして訊き返す。
国籍不明のアジア人か⁉︎笑

「いやっ、英語が上手だったんで」と言う。
日々衰えていくあたしのへっぽこ英語なんて、
まったく大したことないのに、トホホ。

日本人は英語でコミュニケーション苦手
というイメージを持つ人も多いのかな。
G7サミットでひとりポツンとしてた
菅さんの姿が浮かぶ。

「おふたりは新婚旅行?」
「はい、これからアイスランドへ飛ぶんです」
「わぁ素敵!」

などと喋ってると、
ついにシャトルバスがやってきて、
一同安堵し乗り込む。

40分ほどしてバスが止まり、
運転手は何も言わず、外へ出ていった。

「えっ、ここターミナル1?」
「2じゃないよね⁉︎」
またしても、先生不在でみんなで答え合わせ。

なんか笑える。

日本のシャトルバスのあの親切な、
しつこいぐらいの親切なアナウンス!
それに比べて、このぶっきらぼうさはどうだ。
逆に新鮮でもある。

さぁ、機内へ。

フィンエアーで2時間半の旅
さよなら川の街ミュンヘン


ミュンヘン〜ヘルシンキは
フィンエアーで3万円ほど。
好きな座席を選ぶと有料(15€くらい)。

最近、窓から俯瞰で景色を見る楽しさを
知ったので、ここはケチらず窓際を確保。

Google mapと見比べるのもおもしろい。


日本で言うなら、
室戸岬のトンガリ具合いを見るのが好き。
富士山より萌える。

窓をのぞくと、ものすごい数の島々が。

いったい何個あるの⁉︎


これぞ、アーキペラーゴ。
小さな島々からなる群島だ。

日本1島の多い長崎県から来た私も
目を丸くするほどの多さだ。  
ちなみに我が長崎県の島数は971個で日本1。
日本全体🇯🇵 は、1万4125個。

世界の島数ランキングはというと、

1位 スウェーデン🇸🇪 22万1800個

2位 フィンランド🇫🇮 18万8000個

3位 ノルウェー🇳🇴 5万5000個

どれだけ北欧って島持ちなんだ!
氷河の削り残しが最大の原因らしい。

あー、楽しめた。
追加料金のモトは十分とれたぞ。

さぁ、12年ぶりのフィンランドへ。

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