スイスの大自然に圧倒される
スイス2日目。
5時起きで列車に乗って
向かうはホーアーカステン。
車窓の風景がこれまで旅した
どこの国とも違う。
家々にも派手さはなく
緑の中に溶け込む色彩。
ああ、この素朴さこそスイスなのかも。
アルプスの少女に夢中になっていた
小学時代の私も喜んでいる。(はず)
2回乗り換えて、小さな村で
小さなバスに乗り換える。
Hさんも一緒に来てくれたので心強い。
さぁ、ここからケーブルカーで
標高1800mの世界へ。
ケーブルカーの中で
こどものように興奮している私を
スタッフのおじさんが嬉しそうに見ていた。
「すごい景色ね!」と話しかけると
手を合わせたくなるような善人の人相だった。
ペーターの老後ような。(妄想)
Hさんと「いい顔してた」と語り合いつつ
外に出ると、そこは、
想像を超えるパノラマが待っていた。
自然の大きさ、美しさ。
そのふところにいることの興奮。
Hさんと一緒に経験していることの幸福。
強風に吹かれながら、
いろんな感情が心の中で巻き起こる。
私も自然の一部分で、
一匹の動物なんだということ。
それを忘れないでおこう。
Hさんが用意していたサンドイッチが
しみじみと美味しかったことも。