バンクーバー my love
冬の写真を整理していたら、
バンクーバーの冬景色の写真が出てきた。
カナダといえば、寒そうなイメージがあるようだが、
住んでみると、意外に寒くなかった。
東のトロントのほうは激サムのようだが、
西海岸のバンクーバーは暖流のおかげで、
冬もそこまで厳しい寒さではない。
が、この2008年は、降った、積もった。
冬は冬眠に限ると決め込んでいる
プロ根性に欠ける私も、このときばかりは、
マンションの23階の部屋から、
カメラ片手に外へ飛び出した。
スタンレーパークに向かう
いつもの道も真っ白。
ハーバーのヨットたちも
いつもに増して輝いてみえる。
むこうには雪を頂いた山々。
寒くて乾燥しているときは、
色が鮮やか。
おとなもこどもも大はしゃぎ。
もちろん私も!
家から5分でこの景色が見られる
って、今思えば、なんていい暮らしだったのだろう。
自然のふところで生きている感覚が
街を歩いているときにもあった。
この街のエネルギーのおかげで、
ちぢこまっていた自分を解放できた。
だから、10ヶ月のつもりが、
5年住んでしまったんだろう。