あぁ、ないものねだり
人はいつもないものねだりをする。
若手の頃は、会社携帯に憧れて、飲み会の途中の電話でさえ会社に貢献しているように見えて、憧れを持っていた。
当時、会社携帯はなく、PCもデスクトップで、基本定時にあがっていたから、何もできない人間であると思っていたし、若手の頃に負荷をかけないって成長できないと思っていたので、どうか負荷のかかる仕事をさせてほしい、もっと色々ふってほしいと常々思っていた。
それがどうだろう。
子供が産まれて働き方が変わった。
コロナもあったし、子供の学校から帰ってきてから家にいるようにと思って、在宅の仕事に変えたのだが…
おかえりって言いたいのだけど。
出社前提の仕事をしている時、コロナになって人の生き死にがかかってるのに出社することに憤った。子供を迎えにいきたいのに、担当の仕事を放ることもできないし、延長保育が日常茶飯事で涙が出ていた。
在宅に変わったら、子供たちが学校や保育園に行った5分後から仕事が始まり、帰ってきても生返事で仕事にかかりきりになった。
中抜けで参観日には参加できるものの勤務時間の確保のために夜中まで働くようになった。
そして、それは子供が寝た後に第二、第三ラウンドのように延々と。
成長を願って、頑張って長時間労働も耐えて、負荷がかかって、望んでいたものだよ?
結局は涙が出た。
子供が熱が出た時、仕事をしながら横にいてもらった。本当は遊びたいだろうに、休暇に切り替えられてあげられないことに、非常に苦しくなった。
今ココ。
先日、Amazonが出社を週5日に戻すと言った。
分かる!
色々やってみて軌道修正するのは、いいことだと思う。
そろそろわたしも軌道修正の時期かもしれない。