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自分で人生の操縦がしたい方へ

自分の人生なのに、周りの人や環境に振り回されている。
そんな感覚がある人は多くないのではないでしょうか?
何を隠そう私自身、45年間そう感じて生きてきました。

生まれてから幼少期は親の監視下に。
『ピアノを習いたい』
『うちはお金がないからダメ』

父親の思い通りにならないと、
何の理由説明もなく、ビンタが飛んでくる。
グリグリという一見かわいい名前だが、幼児の柔らかいこめかみを大人の男の✊️グーでグリグリと締め付けられる刑。
『出ていけ!』と外に追い出される。
真っ暗で狭い押入れに閉じ込められる。

普段は家族サービスもしてくれたし、育ててくれたり時間を割いてくれたことに感謝はしているが、
『私は不自由だ』と感じることが多かった。

それに加えて、
幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校では学校という監視下に。
決められた席に決められた時間、座り続けるのが苦痛だった。(おそらくADHD気質だろう)
嫌いな体育も無理して参加して、やりたくもない運動会や遠足につれて行かれる。
大人からしたら、子どもたちのために。
と思って考え、提供してくれるのだろうが、
私にとっては不自由を感じるものでしかなかった。

そして、美容師として就職したが、そこでも仕事に追われる日々。
休みも講習やコンテスト。
夜もレッスン。
美容業界では当たり前なのだが、
今まで以上にプライベートに使える時間が減ってしまった。

辞めたい。
だけど、こんなに忙しい状況で辞めたら、
スタッフやオーナーやお客様に迷惑がかかる。
専門学校の恩師にも顔向けできない。
両親にもがっかりされてしまう。

そんな風に辞めない理由を周りのせいにばかりしていた。
本当は辞める勇気がなかっただけなのに。
誰よりも自立と自由を求めながらも、
自立と自由を恐れていたのだと思う。
なぜなら…
そこから自立してしまったら、拠り所がなくなる。
1人でやっていけるのだろうか?
という、まだ見ぬ未来に対する不安…

元々自分の価値が見いだせず、自信がなかった私。
美容師となり、美容やファッションを学び見た目を磨いてきた。

子供の頃から病弱でしょっちゅう熱を出していた私。
美容師となり、手荒れをしだしてからアレルギーが酷くなり、このままでは仕事はおろかプライベートな時間も楽しめないくらいの状態になり、
独学で栄養学を学び、食事管理から健康を取り戻した。

見た目、体、と克服した私だが、
心の状態だけはまだ未踏の地だった。
そこで、『心美体』を極めてどんなお悩みにも役立つ人になりたいと心理学を勉強しだした。

コーチングやカウンセリングのスクールに通い、
自分自身の心とも沢山向き合ってきた。
そしてやっと気づいたのだ。

今の不自由だと感じる状況を選んでいたのは、
他ならぬ自分自身だったと。
なぜなら、
『私は不自由だ』という思い込みが根底にあったからだ。
そしてそれを周りのせいにして自分事として捉えていなかったから、変えることができなかったんだと気づいた。

そこからは早かった。
あとは自分事として捉えて、自分で身の振り方を決める。
ただそれだけ。
そうすると、不思議。
今まであんなに反対されていた親や美容師関係者が誰一人として反対する人がいなくなった。
自分が自分事として人生を決めると、不思議と周りの状態も変わっていくのだ。

これが私が体験した
『自分の思い込みが前提となって現実を創っている』というもの。

もし今、あなたがあなたの思い通りに生きられていない。
そう感じているのならば、今一度立ち止まって自分の心に聴いてほしい。
『あなたや周りが上手くいかないことを、誰かのせいにしていないか?』
『あなたのどんな思い込みが現状を創っているか?』

そして、改めて自分に聴いてみてください。
『それで、自分はどうしたい?』
『そして、自分はこれからどうしていく?』
そこから本当の声が聞こえてくれば、
あなたの人生の操縦桿をあなたが握ることが
できるはず。


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