不可能へと向かう教員
こんばんは。
昨日は私が教師をやめる理由について書きました。
今日は教師としてどうしようもない瞬間について書きたいと思います。
今、学校に対して世間や保護者たちはどのように見ているのか。
それを一番感じるのが、欠席生徒の保護者への電話連絡時です。
共働きが増えていることや、便利なツールが増えた今、欠席連絡をメールでできる学校が増えてきています。
たくさんのメリットはあると思うのですが、私はこれには反対です。
それはなぜか。
家の様子や保護者の性格・特徴などの情報が、朝の欠席連絡に含まれているからです。
高等学校は小学校中学校とは違い、保護者との接点がかなり少ないです。
コミュニケーションをとる場面はほとんどありません。
情報を得るのは、さきほど書いた通り欠席連絡等でのコミュニケーションの場しかないのです。
私の勤務している学校は、欠席する場合朝8時半までに保護者から電話連絡をもらうというルールであり、入学時に保護者に伝えています。(少し古いかもしれませんが、、、)
まず、
①連絡なく休む場合
これはもう保護者が学校や生徒に対して関心が薄く、行かなくても良いという考えを持っています。
また、親がこどもの言いなりになっている家庭が多いです。
私「おはようございます。朝のHRに〇〇さんが来ていなかったので、連絡しました。」
保護者「そうなんですか。ガチャっ!、、、ツーツー。。。」
こんなこともありましたね。
②生徒本人が電話する場合
保護者が生徒本人に電話をさせるパターン。
仕事が朝早いため物理的に電話連絡が無理な場合の家庭もありますが、保護者が電話をしたくないという雰囲気があります。
生徒A「おはようございます。Aです。」
私「おはよう。A本人か?」
生徒A「はいそうです。今日体調が悪いので、休みます。」
私「わかりました。でも、保護者の人の確認がいるからこれからは保護者の人に頼んで電話してもらうようにな。」
生徒A「あっ、お母さんいるんで替わります。おかあさーん。」
保護者「娘がさっき言った通りです。よろしくお願いします。」※ムッとした感じで
というような感じです。
このように学校に登校するというポイントには全く無関心であり、三者懇談等にも全く出席しない保護者が多くいます。
要するに
「学校任せ」
なのです。
前文で書いた通り、高等学校は保護者との接点がほとんどありません。
さらに、さきほどの電話連絡等のパターンをされるとこちらとしては、
無関心な親だなー
という印象でしかないのです。
このような家庭に対して、書類の催促をしたり、生徒指導の報告をしたりしなければならない状況。
また、こういった保護者のクレーム対応など、どうしようもない仕事を先生たちは日々こなしています。
メンタルを崩す先生が出て当然だと私は感じています。
今日はこのあたりで。
ありがとうございました。