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第2話:ソフトバンクの“群戦略”が示すAI2AIのリアル


はじめに

前回はAI2AIという概念と孫の二乗の法則の“二乗”つながりを簡単に紹介しました。今回はもう少し踏み込み、実際にソフトバンクグループが行ってきた群戦略AI投資から、AI2AI時代の到来をどう捉えられるのかをお話しします。

1. ソフトバンクの群戦略:孫の二乗の法則の実践形


1-1. 投資先とグループ企業が互いに連携

ソフトバンクグループは、国内外の有望な企業に積極的に投資・M&Aを行ってきました。通信事業だけでなく、EC、SNS、フィンテック、ロボティクス、AIなど幅広いポートフォリオを保有しています。
• 各企業で得たデータや技術をグループ全体でシェア
• その結果、ひとつの企業が得た知見が他企業のサービス改善や新規事業に転用される

これは「1×1>2を狙う“群”」という孫の二乗の法則のメッセージを、ビジネス戦略に落とし込んだ例と言えます。まさにAI2AIで言うところの**“相互学習”**と重なりますよね。


1-2. 生成AIへの本格投資

孫正義氏は生成AIを“ゲームチェンジャー”と位置づけており、ソフトバンク・ビジョン・ファンドを通じて世界中のAIスタートアップに巨額投資を行っています。そうした企業群同士がAI知見をシェアし合うことで、さらに新しいサービスや発明が生まれる。
AI2AI構想と同じく、AI同士の連携が企業の枠を超えてなされるため、まさに孫の二乗の法則がAIの領域に持ち込まれたように感じます。

2. AI2AIに乗っかるメリット:企業成長が加速


2-1. 自社のAIが学んだデータを他部門や他企業で応用

たとえば営業部門のAIが顧客データ解析で得た結果を経理部門のAIが参考にして、自動請求のタイミングを最適化する――なんてことが日常的に起こる時代が来るかもしれません。
企業間でも、「物流AIが蓄積したノウハウを、メーカーの生産管理AIが取り入れる」という形で、ベストプラクティスが各社AIに波及していくわけです。


2-2. 非連続的に事業領域が広がる

群戦略の肝は、次々と相性の良い事業を取り込んで、相互にサービス連結を進めること。AIの世界でも同様に、新しいAI技術が登場するたびにAI2AIの輪が広がり、単なる自動化を超えたイノベーションが起こりやすくなります。

3. 3/1以降のLark無料プラン制限も、お助け隊で乗り越えよう

さて、AI2AIを進める上で、社内外のコミュニケーションをどうまとめるかは大きな課題です。そこでLarkなどのオールインワンツールが注目されるわけですが、3/1から無料プランに機能制限が始まるので不安がある方もいるでしょう。
でもご安心を。Linkonのお助け隊が、
• 有料プランへの移行サポート
• ライセンス貸し出し
• データ移行や設定支援
といった徹底フォローを用意しています。AI2AIや群戦略を語る前に、まずはツールの制限を気にせず動ける環境を整えておくと良いですね。


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