難聴と字幕洋画
(相変わらずの体幹体調不良が思考の粗雑さに輪をかけてくれるので、
取り留めない記述)
外出儘ならない間質性肺炎の身では、一日の多くTVを観てすごしてしまうが、音声が聞き取りにくいのが残念である。今夕も『笑点』を観たのだが、噺屋さんの声すらわからないところがある。難聴は20年ほどの現職時代に始まった。定年後、第2職場時代には他府県の団体との肝要な会議もあり、確認と把握で苦労したことがある。ただ、耳は生命ラインを直接に握らないことから、放置ママで今も補聴器には興味がない。ただ耳鳴りも最近酷くなり、何度もエッえ?と聞き直すのが周りに申し訳なく、面倒な気持ちにもなってしまう。
そのTVの音量を無茶に上げてもセリフが掴めないことがある。聞き取りにくい音域があるようで、安心できるアナウンサーさんの発声にはプロだなぁと感心する。さて単純な私はドキュメンタリーや社会派、ミステリードラマを好む。なかでも海外物を好む理由は、国内物の筋に飽きてきたことが第一であるが、字幕に助けられるからである。国内のドキュメンタリーなら大筋が分かるつもりであるからセリフも掴みやすいのだが、ドラマでは不明セリフが積み重なると面倒になる。その点、字幕は嬉しい。以下脱線してみる。
(こんなのんびりした生活です)
生来の映画好きではありません。ごく最近のことを書きました。
安価に入手できる中古DVDで可能な、お勧め社会派洋画を
コメント欄でご紹介いただければ嬉しいです。
【脱線】
・時間潰しにピッタリで好きなTV番組
①蛭子能収のローカル路線バスの旅(リーダ太川君はわざとらしさが好
きでありません・・・そのように制作なのかな)
続く羽田君が出演のバス旅Zはリーダ田中君がやたらと温泉にこだわ
りバスの乗車を考えない(ように制作されてか)のが好きでありませ
ん。
②六角精児の呑み鉄本線日本旅=あのお顔がヨロシイ。流れる歌のジー
ゼルは別として、元歌;島倉千代子の愛のさざ波を六角が唸るのがヨ
ロシイ。飲み屋を探すとき「お父さんが嘘をついたも」これまたヨロ
シ。
③新日本風土記 などなど
・安価な中古DVDを購入あるいはたまの録画で観る好かった作品
(と言いますか、気に入った俳優さんですが)
①インサイダー=ラッセル・クロー アルパチーノによる社会派。クロ
ーは評価が困難な俳優さんのようだが、素人の私には深い内面を表す
表情が好きです。
②ペンタゴンペーパーズ=メリル・ストリープ は以前に録画で、
「8月の家族たち」もごく最近録画で観たところです。ストリープの
うまさには感心、娘役ジュリア・ロバーツが霞ます。
③フィクサー=クルーニーも好かった記憶
④邦画なら、「紀の川」と「飢餓海峡」
紀の川はずっと以前にTVで観たのですが、婚礼シーンが脳裏にあり
読んで確かめたく娘に勤務先の図書から昭和文学全集・有吉佐和子ほ
か を借りだしてもらいました。が、重くてベッドで読むに苦痛で
す。
海峡は10年ほど前と数年前の2度ほど観ております。伴淳と若い高
倉健の刑事コンビがよろしかったです。水上勉原作を松本清張作と間
違ってしまいます。同様の誤りが山本周五郎「雨あがる」を藤沢周平
作品に違えることです。実は今年になって周五郎作品のほとんどを、
娘のおかげで昭和文学全集で読み切ることができたのです。また直木
賞を堅く辞退したことを初めて知った奥手です。
・・・これも病のおかげ と思いましょう・・・