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前田 節のJust method-ビジョン経営-

経営ビジョンに基づき経営を実践することを「ビジョン経営」と言います。

経営者が自身の会社が目指す将来像やゴールを掲げることで、経営者も従業員も企業が経営上目指すものがはっきりと分かるため、同じ方向を向いて仕事をすることができます。

ビジョン経営の実践は、①経営理念の確認、②経営ビジョンの設定。③経営戦略の設計、④評価指標(経営数値)の設定、⑤アクションプランの策定、の5つのステップで構成されます。私はコンサルティングの場面で、このステップを整理し、場合によってはフォーマットに落とし込んで、経営者と共有します。そうすることで、経営者も従業員に経営方針等を明確に説明することができます。

ビジョン経営が組織に浸透すると、従業員は経営ビジョンを軸とした行動や判断ができるようになります。各人に課せられた業務の進むべき方向が定まっているので、目標を見失うことなく、従業員自ら業務の遂行に意欲を持てるようになります。

ビジョン経営の実践は従業員のモチベーションに良い影響を与えやすいため、企業の業績アップにつながり、持続的な企業成長が可能となります。
また経営管理においても、経営ビジョンが定まっていることで共通の認識を保ちやすく、様々な経営課題に対して意思決定をスムーズに進めることができます。