クライアントワークで思うこと(雑記)
8月に単なる好奇心で行ったEC・インスタの赤ペンチェックのスペースが発端となり、先日インスタ・EC・撮影インハウスに向けてのディレクションのワークショップを行った。
Twitter経由では1円もお金を受け取らないと心に決めていたのに、ノリで言ってしまったために、ある種の吐いた唾は呑めぬ状態になり、かなり濃厚なワークショップを結果的に企画し、開催したわけだ。
インスタやECなどの修正必要箇所を指摘するのは難しいことではない。しかし、実際に再現性のある参考例とともに提案し、なぜ今のままではダメなのかを企業側がきちんと咀嚼して理解しないと、結局提案側もただ単に言葉を発しているだけで、そこに大きな価値はないと思う。これはダメだよ、と行った先に橋をかけ、その橋を渡れるように支えるのがクライアントワークでは絶対欠かせない要素じゃないだろうか。
当日は、
を行ったのだが、モデルさんを入れての撮影ディレクションが非常によかったと感じている。
当然ながら、こんなモグラの姿をした訳の分からない匿名アカウントのワークショップに応募するぐらいなので、参加企業様側も課題を抱えており、それがある種のデスバレーであることを理解している。しかし写真一つにしろ、ECの修正にしろ、変化というのはそう簡単ではない。1回の着手で終わり、結局一つの変化が連鎖反応を生み出さず、課題を解決するほどの変化が起きないのはよくある話だ。だからこそ、「あれしろこれしろ」という指摘だけでなく、目で見て「違う、変わった」と目に見えて成果があり、気持ちの高揚に繋がるようなシンボリックてきなイベントを作りたかった。モデルさんを入れての撮影ディレクションは、今回ワークショップに参加してくれた企業様にとって、小さいながらシンボリックなイベントになったならと思う。
結局はこの成果の目の当たりと気持ちの高揚が、波及効果を生み、組織として、事業として一歩踏み出すことを後押しし、普段なら耳が痛いことにも目を受け、着手する要因になる。
前回大阪で開催したワークショップに参加してくださった企業様の事業規模は、実は私にとって初めての体験であった。言葉を選ばずに言うと、個人事業主、そしてまだ立ち上がったばかりのフェーズで売上もまだまだ伸びしろしかない。リソースも非常に限られている。
しかし、参加した企業様のモノづくりに対する真摯な姿を目の当たりにし、改めて商品サービスを生み出すことへの敬意が強くなった。どんな課題を抱えていようと、クライアントに敬意を払い、脳みそに必死に汗水を垂らしてクライアントが継続して変化を生み出せるようなイベントを設計し、膝を揃えて向き合おうのがクライアントワークなんだろう。
来月10月も東京と大阪でワークショップ開催予定なのだが、今からとても楽しみだ。
さて、ここでいつものふざけたコミュニケーショントーンに戻るのだが、冗談で「JUSCOOOというクーポンコード発行してもらうしかない。10円割引で」とつぶやいたところ、本当に発行されてしまった笑
以下にそのツイートを貼るので、もし心をときめかせるアイテムがあれば、クーポンコードを利用してほしい。ちなみに私には1円も入ってこないので、私が嫌いでも大丈夫だ(何がや)