Samasta 2021
Samasta(https://samasta2021.com)というオンラインヨガイベントに出演します。このイベントは、国際ヨガデーである6月21日オンラインを通じて世界中の人をつなげようというイベントで、世界中さまざまな場所にいる先生がオンラインでクラスをリードします。
主催者の1人であるRyan Leierはルルレモンのグローバルアンバサダーで、何年か前にウィスラーでお会いした時から大好きな先生。世界的に活躍する錚々たるメンバーに混ぜていただき、光栄でした。
イベントは、ライブで開催されるセグメントと、それぞれの先生が自宅で録画をした動画繋ぎ合わせ、一つのクラスにするセグメントがあります。私も短いですが先日自分のパートを提出したので、どんなになってるか楽しみです。YouTubeとfacebookで開催されますが、ライブ配信は太平洋時間の朝8時から10時なので、日本だと少し難しいかな?私もアーカイブで参加予定です。
国際ヨガデーでもある6月21日はカナダ先住民の日。Samastaはドネーション制のイベントで「The Indian Residential School Survivors Society」と言う団体に寄付されます。
私も、コレってどんな団体なの?って思って調べてみて初めて、「レジデンシャルスクール」のことを知りました。レジデンシャルスクールとは、カナダの「先住民同化政策」の一つ。キリスト教当局とカナダ政府によって各州に設置された先住民族矯正施設のことで、先住民寄宿学校で調べると色々出てきます。
「先住民同化政策」とは、先住民族の子供たちから自分たちの文化やアイデンティティーを抹消し、カナダ社会、つまり白人社会と同化させることが目的でした。
「文化的なジェノサイド」とも言われ、1863年から1998年までの間に15万人以上の子供が家族から引き離され、寄宿学校で暮らしていたという事実。母語を話したり、民族の文化活動が禁止されるこの寄宿学校での暮らしを強制されただけではなく、扱いも残酷で、肉体的、精神的、性的虐待が横行され、虐待で亡くなった子供は記録されているだけでも4000人以上に及ぶ数だそうです。そして、現在も寄宿学校で育った方の多くはそのトラウマに悩まされ、自殺者も後を経たないそうです。
今回このイベントの収益が寄付されるThe Indian Residential School Survivors Societyは、レジデンシャルスクールに行っていた人達とその家族を支援しています。
Samasataというイベントが、カナダの先住民迫害の歴史について学ぶきっかけになり、改めて「知ること」って大事だと思いました。You don't know what you don't know. (自分が知らないことは、自分ではわからない)と言いますが、世の中にはまだまだ私の知らないことだらけです。でも、きっかけはなんであれ、自分のしらないことに少し興味を持って学び、知ることで新しいものが見えてくると思います。アクションは起こせなくても、まずは知ることからはじめよう。
samastaぜひご参加ください!
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