July 2024
みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか?
私は今タイのサムイ島にいます。
何をしているかというと、全米ヨガアライアンス認定の300時間の養成コースを受けています。一般的に、全米ヨガアライアンス認定のヨガ講師になるためには200時間の養成講座を受講しなければなりません。
その後、RYT500という最高峰の全米ヨガアライアンスの資格を取るために、この300時間の受講が必須になります。とは言っても、いいヨガ講師になるためにこの資格が必要な訳ではないですし、それよりも実践や経験が大事なことは確かです。
私自身、そう信じていたのでRYT500を取得していませんでした。でも、タイミングとご縁が重なり、今回思い切って受講することしました。
びっくりしたのは、私が200時間の養成講座を受講してから既に15年が経過していたこと。久しぶりのヨガの勉強と3週間のヨガ合宿は、正直ここに来る前は少し憂鬱になってしまったほどドキドキでした。
今日で6日目のトレーニングが終わりましたが、おかげさまで本当にいい時間が過ごせています。といっても、かなりTAPAS(自己鍛錬)が必要な日々。毎朝の2時間のヨガは、毎回死ぬほど動くし、汗かくし、1日2回のレッスンと、夜まで続く座学と、世界中から集まったレベルの高いヨギー達との生活は、コンフォートゾーンの外側にいる日々。でも改めて学ぶヨガは本当に面白いし、解剖学も哲学も目から鱗な瞬間ばかり。久しぶりに、自分の為のヨガをして、自分のためにヨガの学びを深めている日々です。
タイに来てから、なぜ私がヨガ講師になってこの仕事を続けているかを考えていました。自分も含めて、いままで沢山の人たちの人生が、ヨガによって進化していくのを見てきました。
ヨガに出会って本当によかったと思える瞬間は沢山あって、それは自分のマットの上での練習でも感じるし、生徒さんやイグナイトのインストラクターの進化を見ても感じられること。その瞬間がいつも、私のモチベーションにつながっています。
ヨガはサンスクリット語で「繋がる」という語源から来ています。呼吸と動き、呼吸と呼吸など、その意味は様々ですが、何と一番繋がるかというと自分自身と繋がること。
頭ばかりで考えてしまいがちな現代人をもう一度身体の感覚に戻し、感じることを思い出させ、感情という大切な自分の心の信号をオンにすることがヨガなのです。
頭で考えるのではなく、自分の心で選択していくということが難しくなってしまった私達ですが、私達それぞれにあるDHARMA=今世の役割や、義務、お役目を生きるためには、自分の心で選択していくことが大切なのです。ヨガを通して、体がしなやかに、強くなっていくだけではなく、自分の心で選択することで、不必要なものから解放され、マットの外でも、強くしなやかに生きれるようになり、自分らしく生きれるようになること。それが私が伝えたいヨガの形です。
私はヨガ講師として、ヨガの学びは日々続けてきたつもりです。でも、IGNITEを立ち上げてからは特に、ヨガが「仕事」になっていたことに気づきました。
ヨガをプラクティスしても、仕事を考えてしまい、どうしても自分の練習に集中できない時が多くなっていたように思います。私は、ヨガプラクティショナーが大切なことは、自分がヨガとの関係を築き上げていくことだと思います。一生繋がっている友達のように、大切に、時に距離が離れてしまっても、すぐに元に戻れるし、すごく近い時期もあれば、忙しくてなかなかプラクティスできない時もあったり。
タイに来て、15年ぶりにどっぷりヨガの養成講座を受け、ヨガに頭から足先まで浸る生活をしていて改めて、私はヨガが大好きだったことを思い出しました。ヨガがあるから、今の私がいて、いつもヨガに支えられていました。でも、それを近くで感じると改めて、ヨガという存在の大きさを実感しています。
久しぶりに、マットの上で感情が溢れる体験をしたり、できないポーズを必死で練習したり。この旅は、ヨガと私のハネムーンのように、もう一度私の心に火を灯してくれています。
私も私のDhamaを生きれるように、シンプルさを取り戻し、心に正直に。この2週間はたっぷりヨガをリコネクトして、また東京に帰って皆さんの心にも火を灯すのが、今から楽しみです。
7月のテーマは正直さ。暑さが増している日々ですが、みなさんにとってもいい1ヶ月になりますように。
xxx,
JURI