2021年読んでよかった本ベスト5
合同会社インクルー代表の西口です。韓国キャラクターブランド「スタジオハヌル」の展開を行っています。
2021年に読んでよかった本を5冊ご紹介します。
●エンタメ編
K-POPはなぜ世界を熱くするのか
韓国エンタメに関する本は一通り読みましたが、圧倒的にこれがベストでした。K-POPに関する現象や文化が、韓国の国民感情とともに説明されていて、面白かったです。筆者が韓国クリエイティブ業界で実際に働かれていた方のようで、実体験や肌感覚も書かれているので説得性もありました。
会社noteで韓国エンタメマーケティングに関する記事を発信していますが、そちらでもかなり参考にさせていただきました。
推しエコノミー
キャラクターやタレントを"推す"というファンの価値観をメインテーマに、タイムパフォーマンス重視のコンテンツ消費、発信リテラシーの重要性など、近年のエンタメ業界における現象を解説する本でした。
韓国、キャラクター、推しをキーワードに本文を拾い読みしたのですが、日本の巨大IPの世界における立ち位置や、オタク経済圏とハリウッド経済圏の比較など、キャラクター以外の部分も面白くて結局全部読みました。
あと、この本の第4章p256で旦那さんのnote記事が引用されています。たまたまこの本を購入してスタバで読んでいたら、旦那さんの名前を発見して心臓が飛び出るかと思いました。本当にびっくり。そしてとても嬉しかったです。
●仕事編
ステイ・スモール
会社規模を大きくすることに囚われず、無駄をそぎ落とし、核となる事業や伸ばすべき強みに経営資源を集中させるべきだ。会社を大きくしようとすると、必要のない資金調達や人材採用、オフィスを抱え込み、結果として会社の成長を阻害してしまうから。といった内容でした。
会社は小さいほどうまくいく、という副題ですが、メインメッセージは単純に規模に関してではなく、「必要最小限の人員で構成された機敏な組織体制で、無駄なコストをなくして利益率の高い事業をやろう」ということだと思いました。
私もたまに、どんどん人を採用して、これもやりたいあれもやってみたい、となってしまうのですが、そんな時はこれを読み返して冷静に自分を落ち着かせようと思います。
一番大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書
この本を読んでから、やるべきことに必ず締め切りを作るようになりました。あと、同じ仕事については、最長でも1.5時間単位で考えるようになりました。
中長期目標を決める→毎日やるべきことに落とし込む、という作業を行い、余計なことに頭を使わないで済むように仕事のルーティン化を心がけています。
●生活編
NEWS DIET
もっとも生活を変化させた1冊。この本を読んでから、ニュース、SNSをあまり見なくなりました。
自分と関係のないことに一喜一憂しなくなったので、精神的に安定して、やるべきことに深く集中できるようになりました。
番外編:怒りが消える心のトレーニング
自分の感情をもっと理解・コントロールしたくて読みました。怒りという感情をコントロールして、相手に適切に伝える方法や自分がもっと楽に生きる方法について勉強できました。
私の場合は、何に対して怒っているか、英語で脳内で自分に説明すると、第三者目線で状況を捉えることができるという発見がありました。ネガティブな感情に振り回されず、自分の感情や怒りの癖と上手に付き合う訓練ができるようになったと思います!
気になっている本
2022年も良い本とたくさん出会いたいです!