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Time waits for no one

皆さん、華金はいかがお過ごしでしょうか。
私は、金曜ロードショーで「時をかける少女」を観ていました。

この映画は、幼い頃から大好きで、夏になると必ず観たいと思う映画のひとつです。
私と同じように感じている方、結構多いのではないでしょうか?

※以下一部ネタバレが含まれています。

簡単なあらすじ

高校2年生の夏、真琴は友人の功介と千昭と楽しい毎日を過ごしていました。
ある日、真琴は故障した自転車で踏切事故を起こしてしまう途中で、タイムリープを経験します。そこから真琴は、タイムリープをやりたいように毎日過ごします。しかし、そのタイムリープには回数の制限があることに気づきます。
限られた回数の中で、真琴の判断はいかに・・・!
※スタジオ地図 公式サイト参考

感想

学生時代、この映画を観たときは「爽やかで甘酸っぱく切ない物語」という印象でした。ただ今回見た時は、以前のイメージの他に「力強いメッセージ性」を感じました。そう感じた理由を、劇中のセリフと一緒に紹介します。

「真琴がいい目を見てる分、悪い目を見てる人がいるんじゃないの」

実際に劇中でも、真琴がタイムリープしたことにより、別の人が怪我をするなど、他の人へよくないことが起こるようになります。自分だけがいい思いをしようとする事で、誰かを傷つけてしまっている。自分のことだけではなく、周りの人の気持ちまで考えて行動できるようにならなければと思ったセリフです。

「ずっと3人でいられる気がしてたんだよね、遅刻して功介に怒られて、球とれなくて千昭になめられて。」

いつまでも今の楽しいままじゃいられない。それぞれの環境も変わっていく切なさと、今の何気ない日々の大切さをすごく感じるセリフです。真琴がタイムリープをしながら過去を振り返る場面があるのですが、何気ない日々の愛おしさをすごく感じて、今かきながら思い出し泣きしそうでした。ちなみに観ている最中は、号泣でした。

「最低だあたし。人が大事な話してるのに、それをなかったことにしちゃった……。なんでちゃんと聞いてあげなかったのかな……。」

普段親しい人がしてくれる話。聞く側は気付けないが、その話が人によっては大きな勇気を振り絞って伝えようとしてくれている言葉かもしれません。その話を聞けないと、もしかしたら一生聞くことができないこともあるんだなと映画を観ていて感じました。会話のひとつひとつを、これからもっと大事に聞くようにしようと思えるセリフでした。

Time waits for no one

タイトルにもしたこの言葉。真琴がタイムリープの能力を手に入れる、理科室の黒板に記載されている文字です。直訳すると「時は誰も待たない」になります。

時間はどんどん過ぎていき、同じ時間は2度と戻ってこない。その一瞬一瞬がかけがえのない時間だということ。その時間を大切に過ごし前に進んでいこうというメッセージを感じました。

まとめ

かけがえのない時間を表した、まさに青春の1ページを象徴する、夏にぴったりな爽やかで少し切ない映画でした。
劇中で流れてくる奥華子さんの曲も、雰囲気に合っていて夏の爽やかな青空にぴったりな曲です。

そして、相変わらず千昭がかっこよすぎました。この映画を観るたびに、私は千昭に恋をしているような気がします。

これから先何年も、ずっと観続けたい映画です。

皆さんが、夏に必ず観たくなる映画はありますか?
もしよかったら、私にも教えてくださいね。

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