アラフォーのSNS事情が想像以上に深刻だった
「SNSの使い方、教えてくれない?」
週末のにぎわったカフェで彼女は少し言いにくそうに口を開いた。
彼女(A子)とは学生時代からの友人で、今でも年に2〜3回会う仲です。
数年前に10歳年上の男性と再婚して、今は3人の子どもをもつママ。
なぜ突然、SNSを教えてほしいと言い出したのかと言うと……。
再婚相手の連れ子(中学生)にSNSが使えないことをバカにされるらしい。
A子はもともと好奇心旺盛で、流行り物が大好きなタイプ。
でも、年齢と共に新しいことを覚えたりチャレンジするのが億劫になり、今のデジタル社会についていけないことに悩んでいたらしい。
SNSのアプリは入っているけど、普段使うのはLINEのみ。
とりあえず、文字だけで手軽にやりとりできる、X(旧Twitter)から始めてみることにしました。
ところが、ここで新たな問題発生。
A子はそもそも、スマホ自体を使いこなせていなかったんです。
「機械オンチだし、最近のスマホは機能が多すぎる」と言っていたけど、そういう問題じゃない。
まだ40代なのにスマホが使いこなせないって、さすがにヤバいのでは…?
まずはスマホの基本的な操作から教えることに。
Xの使い方に進むと、今度は「検索の仕方がわからない」と言い出す始末。
「検索窓に知りたい情報のキーワードを入れればいいんだよ」と教えたら「検索窓って何?」と返される。
さらに、ハッシュタグの意味も分からなくて「芸能人の名前をハッシュタグにつけたら、その人に私の連絡先がバレない?」と真顔で言わて、思わず言葉を失った。
結局、その日は検索の方法やハッシュタグの使い方、そして「いいね」や「リプライ」の意味を教えて終了。
プロフィールの作成や投稿の仕方は次回に持ち越しになりました。
正直、40代ってこんなにデジタルについていけないものなの?
確かに周りの同年代を見ても、積極的にSNSを使っている人は少ない。
彼氏なんてXの機能は「いいね」くらいしか知らないくらいです。
私はどちらかというと、ツイ廃気味でヒマさえあれぼSNSをいじっているタイプ。
SNSはもう日常生活の一部で、おばあちゃんになっても発信し続けたいと思っていました。
でも、それって世間一般から見たら少数派なのかもしれない。
つまり、40代はSNSを積極的に使っている人と、使い方すらわからない人で、二極化が進んでいるんじゃないかと感じます。
20代ならSNSは当たり前の存在で、みんなが自然に使いこなしている。
それが30代や40代になると、操作方法やルールを覚えるのが面倒になってくるんですよね。
私たちの世代だと、かつてはmixiを使っていた人が多くて、そこからXやInstagramに移行したケースがほとんどじゃないかな?
でも、その波に乗り切れないと、SNSを使いこなせないままになっているのかもしれない。
私はたまたまXを使う機会があったから、その流れで楽しくてハマッたけど。
もしキッカケがなかったら、使い方がわからず、ただ眺めているだけだったかもしれません。
とはいえSNSをムリに勧めるつもりはなくて、その人の生活スタイルや考え方に合わなければ、やる必要はないと思っています。
ただ、A子を見ていて少し心配になったのも事実。
自分が一番輝いていた頃(20代)に想い入れが強すぎて、時代の流れを受け入れられないのは、ある意味で危険だと感じました。
今やネットが当たり前の時代で、AIもどんどん進化していますよね。
それなのに「分からない」と言って避け続けていると、時代に取り残されてしまうかもしれない。
その時、一番困るのは自分自身です。
社会から孤立しないためにも、SNSやネットに普段から触れて、少しでも慣れておくことが大事だと、改めて感じた出来事でした。
▼関連記事も合わせてどうぞ
少しでもnoteがお役にたったら「フォロー」や「いいね♡」押してもらえると嬉しいです^^
『X』
https://twitter.com/juri74538949039
『運営サイト』人気のセルフプレジャーアイテムを中心に、多数のレビュー記事を掲載しています。