「金星使ってる?」今さらTOKIOの山口達也さん事件
少し前になりますが、TOKIOの山口達也さんが、女子高生にわいせつ行為を働いた事件が話題になりました。
個人的にちょっとザワザワする感覚があって、今でもそれを時々思い出すため(情報社会w 遅すぎやろ)と突っ込みつつ「星を使う視点」で書いてみたいと思います。
とは言ってもザワザワ感は、当事者の山口達也さん、被害者の高校生に対してでは無く…。SNSでちょくちょく見かけた「その女子高生のモラルもオカシイ!」「夜中に男の家に行く非常識さが招いたこと」と言う意見に対して。
これ、人の記事をほぼ読まないわたしでも、4件ほど目にしたんですが…。わたし、こうした意見をSNS上で見かける度に、大変モヤモヤしました。
理由は簡単で、思春期の子ども達のモラルは、ほとんどの場合オカシイに決まっているから。少年少女の持つ「常識」なんて、凸凹があって当たり前だからです。
高校時代、生徒会員で勉強もできて礼節もわきまえていた友人が、お店で食事をするときにたぐり箸をした。その姿を見た大人が注意をしたんですが、彼女はその後も「別にいいじゃんねー」と言って、相変わらず箸で皿を手元に寄せていたんですね。
当時わたしはめちゃくちゃに非常識で、あらゆる場面で大人に叱られる子どもでしたが、箸のしつけだけはしっかりと受けていて「こんなに優等生の〇〇でも、この『常識』は分からないんだ」と、妙に嬉しかったんですね(笑)。
つまり10代の子ども達は一様に「当人が知っていて使えている常識」に、むらがあると言うこと。この被害者の女子高生は、たまたま男性対応の常識に、凹があっただけの話です。
そして事件に巻き込まれ、傷ついた。
さらにその被害を、勇気をもって明るい場所で訴えた。そもそも被害を受けながらこうした行動に出たことそのものが、今後の性被害者にとってのポジティブな一例であるはずなのに、それを第三者がパッシングするというのは一体どういう心理なのでしょうか。
占星術家の立場で言えば、女子高生をパッシングした人達は、自分が金星を使ってこなかったうっぷんを、彼女をはけ口に、吐き出しているようにしか見えない。
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金星 : 恋愛・ときめき・女子力
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簡単に言えば「あなた達、思春期にろくに恋愛してこなかったんでしょ?(もしくは今現在、愛に妥協して生きてるでしょ?)」と言うこと。
若い頃に金星を使えば、時に夜遊びにも発展するし、異性関係においてハメを外すこともあるでしょう。そこで得た「失敗」から、金星を使うことの塩梅を学ぶんです。
恋をしても想うだけで告白もせず、オシャレにも気を遣わず、異性とデートもせず、家に籠って「良い子」でいれば、当然彼女のような事件には巻き込まれない。
けれど金星を使わずじまいで大人になれば、人間すべてに在る普遍的なエネルギー「恋愛したい!!」が「欲求不満」になって内部にたまるわけです。その結果、金星をうっかり過剰に使った子どもを、無用に叩くオトナ心理として表れる。
人は自分が使えていない天体を使う相手を見ると、無性に腹が立つものです。そして自分の今までの人生を正当化したいという意図も、無意識に働いてしまう。
つまり「わたしは遊んでこなかった!だからそんな目に合ったことはない!あなたに問題がある!」と怒り出す。率直に言って非常に迷惑な大人だと、わたしは感じます。
この少女はまさか、被害にあった自分がここまで世間に叩かれるとは、夢にも思わなかったでしょう。本来であればわたし達大人は、被害に傷ついている彼女を、ただ静かに見守る時間を持つべきだったと思います。
そして彼女自身が心の傷を癒し、前を向けるようになった時「あの時間に、男の人の家に行っちゃいけないよ。男の人は、女性を時に性の対象としか見ないことがある。君の大事な心と身体を守るために、ね」と身近な大人が、愛を持って教えてあげればいい。
そしてそれができるのは、やはり自分の金星を生き抜いて、彼女のちょっぴり過剰な金星使いを温かい目で見守ることができる、真の大人だけだと思うのです。
星を使うことは自分を大好きになること。
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