蟹座におぼれた日本民族の再生『ハウルの動く城』
とある朝。Facebookでお友達から、こんなご指名があったんですね。
一日一本×10日間、自分がインスパイアされた映画を紹介、誰かを指名して同じようにやっていただきましょう!のコーナー。要は一時期流行ったバトンです。ルールは、1.インスパイアされた映画の画像を貼ること。2.特に説明はいらない3.指名された人は同じようにやってね。の3つ。まあでも、指名されても興味なかったらやらなくても、そこはご自由に♪ご指名は木星さ~ん♪
その後、10本アップしたのですが、思いのほか、実りの多い時間だったので、こちらでも抜粋し、ご紹介したいと思います。
いつもと語り口が違うのは、Facebookのコピー&ペーストだから。
その場でぱーっと携帯に打ち込んだものって結構、内容に無駄が無くて、エネルギーも溢れてるのであえてほとんど修正しませんでした。
占星術にからめた話もあれば、セラピスト目線のものもあります。よかったらご覧くださいな(*´▽`*)
『ハウルの動く城』
〜かに座におぼれた日本民族のよみがえり〜
7本目/10
◆『新世紀エヴァンゲリオン』
◆『ハウルの動く城』
◆『君の名は』
アニメ1本、映画2本あげてますが本命はハウルです。順序は時系列ね。わたしこれでいつか、アニメーション作家さんと対談したいわ〜。
日本のアニメーションてすごいよ。
ある意味神話レベル。
エヴァンゲリオンて、人造人間化した母親の中に息子が取り込まれ、日本を守るために戦う少年が主人公。これってもう、日本社会の母性的な病理を超シンボリックに表してると思うのよね。
すごいよ、このアニメ。
日本人て「身内を守る、死んでも守る、母ちゃんのために命をかける」みたいな、かに座の才能が高まり過ぎた民族。
いい例が戦時中の特攻隊。
かに座過剰。
その自らの才能に嫌気がさして、蓋をして、使われないエネルギーが、エヴァンゲリオン的な少年たちを生んだ。
彼らは母ちゃんから脱出できない。
取り込まれて、獅子座を生きれない。
ここから日本人が緩やかに復活を果たしたことを、宮崎駿さんは無自覚に、そして心の深いところで知っていたのだと思う。
『ハウルの動く城』は、
少年が母の呪縛から脱して、自分を生き、生身の女性と向き合う力を取り戻す物語。
母の象徴は、荒地の魔女とサリマン先生。
まだ母以外の女と向き合う術を知らないハウルは、自分の内側(城)に、少女を招き入れることができない。
老婆の姿になった少女をやっとおずおずと、内側に迎え、そして向き合っていく。
この映画を観たときに、日本人は大きな闇をくぐり抜け、やっと一歩、獅子座の扉の前まで来たと、本当に感動した。
幾度も観て、幾度も癒された。
涙が止まらなかったな〜。
当時はまだ占星術言語を持たなかったし、分析抜きで、ただただ魂が震えただけだったけど。本当に名作だよ。ハウルがなきゃ『君の名は』は生まれていないとすら思う。
日本人よくがんばった。
統合の道がいよいよ始まろうとしてるんだよね〜。
次は~子は親の脳内を生きる~『ライフ・イズ・ビューティフル』。お楽しみに~!
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