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尿もれからも学ぶのだ
こっそり書きたい事があるので、書きます。
尿もれのことです。
産後しばらくしてから、お風呂から出ると股からお湯が出るようになりました。その他、くしゃみしたり、走ったり、飛び跳ねたりすると、出てしまうのです。それはとても悲しく、恥ずかしいことでした。
だから子どもと一緒にトランポリンとかもってのほかだったのですが、このたびついに改善の兆しが初めてみえてきました。長かったです。
私を救ったのは表向きにはテクニックではありますが、むしろ哲学(つーか考え方)でした。それについてはあとで書くので、ちょっと待ってね。もしくは飛ばしてね。
産後の尿もれに関して、簡単に説明しますね。
出産時に膣がぐわーんと広がりますね、赤ちゃんが通るために。その時に、お股の部分にハンモック状に存在する骨盤底筋という筋肉たちが伸びちゃうらしい。それが産後の経過と共に順調に回復すればいいのだけど、なかなかこの骨盤底筋は意識して使うことがないため、衰えが進みやすく、その結果尿もれする、というわけです。
膣だけでなく、尿道や肛門のしまりが悪くなるといろいろやっかいですし、もっとおそろしいことにもなりかねないそうなので、なんとかせねばと思っていました。
ちなみに、最近では生活習慣が昔と変わり、足腰を使わなくなったことから、出産経験のない若い人でも尿もれするケースが増えているそうです。
尿もれをふせぐには骨盤底筋群を鍛える体操が有効といわれています。(これは膣トレと同義)
フランスでは、産婦への膣トレは国が支援してまで盛んにおこなわれていると聞きます。それこそ専門家のところに通ってまでやるので、効果もあるのではと思います。
私も2回目の出産の後に、助産師さんに体操を教えてもらいました。が、この体操、やった感があまりなく、当然効果も…。
そんな毎日ジョビジョバもれるわけではないので、尿意を少しでも感じたらトイレに行くようにする程度の努力でごまかしていました。でも「最近もれてないな~」と油断していると、くしゃみ一発ジョービ! ジョーバ! 悲劇が起こるのであります。かなしみ。
転機は去年。ダイエットを始めたときにストレッチ・エクササイズ系のYouTubeにはまり、ついでに骨盤底筋を鍛える! 尿もれストップ! とうたった動画も見るようになりました。
ところが残念ながら、どれも効果はパッとせず。ダイエットは順調に進んでいただけに、神様は2つはいいことが起こるのを許してくれないのかしら、と半ばあきらめていました。
そんなある日、みつけたYouTube動画は、骨盤底筋そのものでなく、骨盤底筋群の前後に位置する大きな筋肉、つまり腹筋と背筋や臀部の筋肉を鍛えよ、というもの。
動画、こちらです!
これが素晴らしかった。
しばらくやるといいんでしょうが、1回で効果があったので、もうやってない(笑)
やれよ、とオーストラリアのしょうじさん(この神動画つくった人)は思っていることでしょう。
以下、骨盤底筋の独白。
「今までひとりでがんばってきたのがバカみたいに思えました。
なんだ、、
みんなに頼ってよかったんだ、、」
え?
みんな?
みんなとは、腹筋、背筋、おしりの筋肉さんのことです。
これって、人の生き方にも通じませんか?
自分ががんばれば。
自分でなんとかすべき。
そう思っているうちはどうにもならない。
だけど降参して、みんなに助けを求められたら道が拓けた、みたいなね。
正直、私の骨盤底筋自体は単独ではまだ復活していないと思います。だけど、くしゃみする瞬間に骨盤を後傾させる構えに入ると、骨盤底筋を支えるまわりの筋肉たちががんばってくれて尿もれは止まるようになりました。
それでいいんじゃないでしょうか。
これから超高齢化社会に突入しますよね。そりゃボケない方がいいかもしれませんが、たとえボケても、周りがうまい具合にサポートして、楽しく生活できればいいのではないかなー、と思います。
最後に恒例の思考のぶっ飛びがありましたが、笑っておゆるしくださいませ。
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![石渡紀美(イシワタキミ)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161899027/profile_f4bde05d8c4571024bb907e3e2a91d85.png?width=600&crop=1:1,smart)