エピソード大喜利#60 お題:卒業式を見た人の感想が「この高校偏差値低いんだろうなぁ~」、どうしてそう思った?
厳粛な雰囲気の中で始まったとある高校の卒業式。
普段は学制服をだらしなく着ている生徒もこの日ばかりはしっかり首元までボタンを閉じている。言葉を発する者もいない。時折どこからか深い息を吐く音も聞こえてくる。
拍手が鳴り響く中で卒業生たちが体育館に入ってきた。
並べられたイスに順々に着席していき、全員が座ったところでいよいよ卒業式がスタートする。
卒業生たちは体育館の前方を見つめ緊張の面持ちを見せている。
隣の友人と喋っている生徒もいるが、どこか寂しさが見え隠れしていた。
緊張の面持ちを見せる卒業生たちの頭の中は、これまでの学生生活がよぎっているのだろう。
入学した日のワクワクと不安、クラス内でぶつかり合い涙と喜びが生まれた文化祭、一丸となって優勝を目指した体育祭、それぞれにロマンスがあった修学旅行、何でもない1日が一番の思い出だったりもする、そしてきょうの卒業式。
卒業生が着席してから30分が経過した。
まだ始まらない卒業式。式の最初のプログラムは「校長先生の話」だが、司会を担当している学年主任がマイクを持ったまま固まっている。
どうしたのか・・・。
その時、教頭が学年主任の元に走ってきて、耳元で囁く声が漏れ聞こえてきた。
「校庭に迷い込んだ犬を見に行った校長が戻ってきません」
結局、校長は戻ってこず。式は校長なしで進行していった。
その他の回答
・校長先生が卒業証書を逆さにして渡すというボケをすべての生徒にやっている
・夜の九時だけど、まだ卒業式が終わらない
・校長先生の話が8時間ある
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