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エピソード大喜利#19 お題:バスケワールドカップで選手が一発退場!何をした?
盛り上がるバスケットボールワールドカップ。
大会前から関心が高かった訳ではないが、日本代表がグループリーグで勝利を上げるとたちまち世間の注目度も高まり、テレビの視聴率も上がっていった。
そんな中で海外チーム同士の試合で話題になったシーンがある。
それは南米チームと欧州チームとの試合で生まれた。
通常は試合中に5回のファウルを重ねてしまうと退場になってしまうバスケットボール。ただ今回は当該のシーンが過去に例を見ない悪質さと前代未聞さが相まって一発退場という判断が下された。そのシーンはSNSで瞬く間に拡散され話題となった。
そのシーンとは…
ブザーが鳴って試合が始まった。レフェリーは天井近くまでボールを高々と上げる。
世界ランキングの高い国同士の試合ということでバスケットボールファンだけではなく熱い視線が注がれていたこの試合、コートからどんどん離れていくボールに観客の視線も注がれる。
高く上がったボールを精一杯ジャンプして争うのは互いにチーム1の長身を誇る2人の選手。
ここまでは通常の試合と何ら変化はないが次の瞬間、明らかに相手選手よりも高くジャンプした選手が手ではなく、顔をボールに近づけていき「パクッ!」ボールをひと飲み。
一瞬で大きなバスケットボールを食べてしまったのだ。
何が起きたのか分からず静まり返るアリーナ。
ベンチに座る両チームの選手たちも一瞬何が起きたのか分からない表情でコートを見つめている。
「退場!!」
一瞬の静寂の後、レフェリーの声が体育館に響き渡たった。
バスケットボールを食べ、退場を言い渡された選手は満足そうに両手でお腹をさすりながら体育館を後にする。
観客もコートを後にする選手の背中をただただ見つめることしかできない。
コート上に審判が集まり話し合いが行われた結果、試合は再びジャンプボールで開始された。
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