社内で開催されたABDに参加してみた

先週、社内でABD(Active Book Dialogue)が開催されたので参加してきました。ABDとは、1冊の本を複数名で分割して読み、読んだパートを順番にプレゼンしていくというもので
http://www.abd-abd.com/
こちらを読むだけでもわかりやすいと思います。まさに未来型読書法で、僕のような遅読で本があまり馴染みない人間にとっても興味深く思っていました。

読んだ本

事前に社内の「ABD委員会」が参加者に読んでみたい本を募集しており、すでに決まっていました。

「センスは知識から始まる」

という本でした。

ハプニング

当日、都内で研修に参加しており、ホテル泊が決まっていたため、ホテルからリモート(zoom)での参加を予定していました。それが開始直前、急な割り込み業務が入ってしまい、対応後に合流しなければならない状況となってしまいました。

主催の方は焦ったかもしれません><(読書パートの割り振りが発生するため)
結果的に、合流するタイミングはちょうどまとめが終わり、プレゼンが始まる直前だったため、プレゼンパートからの参加となってしまいました。

思わぬ収穫

プレゼンパートはとてもまさに駅伝のようなもので、前読んでいた人の内容を、後の人がつないでいくような感覚で進みます。1時間近くかかったと思いますが、あっという間にプレゼンが終了しました。

ちなみに、事前にkindleで本を購入していましたが、読んでおらず発表まで全く内容も知らない状態でした。

それが、プレゼン後、不思議と本を読んだ感覚があり、続く対話フェーズでは、あたかも読んだ後のような感覚で対話が出来ました。

書籍感想(読んでないけど)

・子供の頃に感じていた好奇心は、大人になって蛇口を締めるようになったのかもしれない
・数値化できないが、人は判断する、おそらく相対的な評価が得意な生き物である
・知らない世界へ飛び出していく勇気、自分を信じることが大切
・意識的に尖る必要はない「普通」が大事
・「あ!」と驚くものである必要はない「へぇ〜」くらいがちょうど良い

何が良いか、と、今後

まず一番新鮮だったのは、本を全く読んでいないのに読んだ気分になることです。おかげで、同じ本を読んだ人同士で対話することができました。ちなみにプレゼンした人たちも実は数ページ〜数10ページしか読んでいないんですね。

数時間という短時間でこれだけのインプットとアウトプットができることは、そうない感覚だと思います。

また、主催の方がリモートでの参加者のためにGoogleスライドを準備し、参加者皆でスライドを作成する形でプレゼンできたことも、一体感が持ててよかったと思います。

今後、ですが、読んだ気分になっているとはいえ、一度自分の目も通してみようという気持ちになっています。おそらく読み手が掴むポイントも違うのではないかと、そして、それを元にまた対話が始まれば良いな、と思います。

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