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「学びのベーシックインフラ」という学習環境のコンセプトと若者の体験談|次世代に手渡す「人・旅・本」と「生態系」
私は普段、学習体験や学習環境をデザイン、トータルコーディネートすることがナリワイとしています。自分自身、好奇心が旺盛で、フットワーク軽く、元気なうちはどこにでも行きたいと思うタチです。
全国で活動をさせていただくことが増えました。私はこれまでの取り組みの中で、その土地に赴き、見たこと、聞いたこと、感じたことや、生まれたモノ・コト・トキを「notion」という「多機能ドキュメントツール」に蓄積してきました。
それが、世界の脈々と受け継がれた歴史・文化・自然環境・産業を五感フルで味わい、これから次世代に手渡すエコロジカルなアプローチで「人・旅・本」をつなげた「学びの生態系(ベーシックインフラ)」になろうとしています。
この「学びの生態系(ベーシックインフラ)」という考え方自体、世界で活躍する自然電力グループの磯野さんと屋久島で時間を共に過ごしたときの会話から得たインスピレーションをもとに生まれました。
この生態系には、フィールド・コミュニティ・プロジェクト・オーナー・メンバーが有機的に繋がっており、毎日どこかで誰かが活動しています。それぞれがゆるやかに繋がりながら、自助・共助・公助で成り立っています。だから、オーナーの役目は、マネジメントというより、ディプロップメントとグロウをしている感じが近いです。オーナーも共同オーナー制にしています。活用するメンバー、所属だけするメンバー、つながるメンバーなど、それぞれのロールで動いている気がします。
今後は、エネルギーやクレジット、オープンバッジを発行できるようになり、ベーシックインカムだけでなく、「人・旅・本」という学びの3要素を誰もが享受・放出する循環型生態系(ベーシックインフラ)にしていくことで、資本経済的な資産・価値としても面白い成長を遂げるのではと妄想を膨らませているところです。
活動フィールドは、23年4月現在、都道府県単位で広島、鹿児島、滋賀、大阪、和歌山、奈良、島根、熊本。今年中には、47都道府県も夢じゃない。世界にもフィールド展開していきそうな気がしています。(フィールド同士が土地や自然の生態系を通じて、ミャクミャクと繋がっています。それが表現できていくと嬉しい)
コミュニティは、コミュニケーション自体、オンラインが基本ですが、slackとオープンチャット、notionやzoomを活用しています。オフラインでも、それぞれで集まったり、たまにイベントを開催しています。オンライン、オフラインそれぞれの特徴を活かした関わり方が共に育まれ、たくさんのコミュニティが生まれています。
プロジェクトは、23年4月現在、20を越えました。一人一人が持っているプロジェクトに乗っかってみたり、パスしてみたり、立ち上げてみたり、知恵を交換しあったりして、有機的にゆるやかにプロジェクトがつながっています。(ビジネスもあれば、趣味もある。コミュニティや産業を生み出すプロジェクトなど、多種多様なプロジェクトが生息するインフラになると嬉しい)蓄積されたナレッジは30を越え、今もなお、増加中。自然社会・産業社会・地域社会など、あらゆる分断を越えて活用することができる知恵が蓄積されています。(生物が大地の上で、種を越えて共に生きていくための知恵ももっと増えていくと嬉しい)
22年12月から立ち上げ、いろんな方々に面白がっていただき、同じようなことをする方が現れ、23年4月現在までの3ヶ月で、50名の若者たちと社会人の先輩方が、参加するほどになりました。それぞれがそれぞれに活動したり、休んだり、思い思いに生息しています。私は、普段の仕事の合間にやっていたり、仕事で使っていたりするのですが、今後、人が覚えていられる人数は150名程度だということで、その限界を越えても大丈夫そうな生態系になるようちょこっと介入しているところです。
この生態系をオープンにしていこう、という自分の中でも機運が高まってきたので、今回、12月から3月まで動いてきたチャレンジングな若者たちの目線で作ってくれた紹介文を、シェアさせていただきます。詳細は、またゆっくり綴っていこうと思います。
余談(でも、自分にとって大事なこと)
・誰かから渡されたバトンを、どう次の誰かにつないでいくのかが問われているような気がする。それが自分の30代に課された役割かもしれないな、と予感しています。
・人間は地球上のちっぽけなものでしかなく、過去と未来の間にたまたま今の自分がいる。社会変革を起こしてきた先代の方たちに、あのとき背中で語ってくれた先輩方に、お前はどこまでやれるんだ? と問われている気がするんです。
・エコロジカルなアプローチで、有機的に「人・旅・本」をつなげ、人のエネルギーや活力を生み出す一助となるように大切に生態系を育んでいこうと思います。
※noteの記事の執筆は友人であり、いつもお世話になっているなつぽんが執筆してくれました。ありがとう!
※この記事は、22年12月から23年3月までの間で、この生態系をnotionで表現するプロジェクトを立ち上げた叡啓大学3年生(23年4月現在)伊藤悠祐くんと広報やPR、マーケティング活動のプロジェクトを立ち上げた広島県立大学3年生(23年4月現在)山岡栞汰くんを、旅するライター女子のなつぽんがインタビューをまとめてくれた記事です。彼ら目線で体験したストーリーを素敵に綴ってくださったので、紹介します。(インタビュー自体は23年2月下旬に行われました)
※記事内で「もみじスクール」と記載しているのは、23年3月まで、「もみじスクール」と呼称していたためです。
もみじスクールは、個人個人の「想い」を磨き、「やりたいこと」を仕事にするプロセスを踏める環境です。
所属しているメンバーは、高校1年生〜30代の社会人までさまざま。
このnoteに辿り着いたあなたが、
・今の生活がなんだか物足りない
・いま学んでいることを実践できる場所がほしい
・起業に興味がある
・アルバイト以外で社会との接点がほしい
・毎日会社と家の往復だけでつまらない
・本業以外で新しいことにチャレンジしたい
・やりたい事はあるけど、どう仕事に繋がるのかわからない
・フットワーク軽く動いていきたい
このようなお悩みを持っていたとしたら、ぜひこの続きを読み進めてみてください。
このnoteでは、コミュニティメンバーである大学生2人の体験談を交えながら、もみじスクールがどのような環境なのかについてお伝えしていきます。
伊藤悠祐|notionを使用したコミュニティ運営
はじめまして、叡啓大学2回生の伊藤悠祐です。
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僕は、notionを使ってもみじスクールコミュニティの運営全般をおこなっています。
(notion:メモ、タスク管理、Todoリスト、カレンダー、スプレッドシート、Wiki、ファイル管理などさまざまな機能を一元的に使えるアプリ)
もみじスクールでは、個人個人がプロジェクトを動かしているので、メンバーの活動内容を全てnotionに記録するようにしているのです。
僕は、メンバーがnotionをより使いやすいように構築したり整えたりしています。
ーもみじスクールに入ったきっかけ
もみじスクールを知るきっかけはもみじコミュニティが運営するイベント運営の募集のインスタストーリーでした。
とりあえず説明会に参加して、教育、スクール、社会での価値、そんな言葉が頭に残りました。
そこに参加している人たちのやっていること、やろうとしていることを聞いているうちにどこか「おいて行かれそう…」と思いました。
負けず嫌いなのも要因ですが、最初は自分もやらないとだめだ、っていうそんな気持ちでした。
コミュニティに入ってから活動をしていく中で、自分が心の奥の方で感じていた社会に出たら何をしよう、というようなモヤモヤが言語化され、そこから何をすべきか、そんな学びがいくつもあり、活動を増やすようになりました。
ーもみじスクールに入って変わったこと
1番の変化は、「なぜ、自分がnotion構築をやっているのか?」が明確になったことです。
そのきっかけは、「代表作作成ワークショップ」でした。
代表作作成ワークショップとは、miroというオンラインホワイトボードを使って自己理解を深めていくワークショップです。
そこで、「なぜ自分がnotion構築をやりたいのか?」「なぜ、自分がやる必要があるのか?」「notion構築をすることで、自分はどうなりたいのか?」などを考えていくんです。
はじめは、「なぜ?」という問いに対して言葉がポツポツとしか出てきませんでした。
しかし、どんどん問いを重ねていくことで、言葉が文章になって、自分の思考が言語化できるようになったのです。
今まで「なんとなく」でやっていたものの目的を明確にすることで、自分の1つの判断軸が生まれました。
それからは、自分のやりたい事とやっている事が繋がって、より楽しくワクワクしながら活動できています。
このように、自己理解を深めながらプロジェクトを進めていくのは、もみじスクールでしか経験できないことだと思っています。
山岡栞汰|大学で学んだマーケティングを活かして集客・PR
はじめまして、広島県立大学2回生の山岡栞汰です。
![](https://assets.st-note.com/img/1677817649526-MPCFZXb2H4.jpg?width=1200)
僕は、大学で学んでいるマーケティング知識を活かして、もみじスクールのコミュニティ集客やPRをおこなっています。
今は実際に、Instagramの運用などをしています。
ーもみじスクールに入ったきっかけ
もみじスクールに入ったきっかけは、私が代表を務めている江田島市応援プロジェクトyellの活動でであった方を通じて、代表である余島純さんとお話したからです。
その際にこのプロジェクトが自分の成長につながるのではと感じ入りたいと思いました。
私は自身でフォトグラファーの活動をしており、広告やPRというものに興味を持っていました。
純さんとのお話の中でもみじスクールでPRに対して学びを深めることが自身の将来につながるとともに、大学生の期間に面白い学びがあるのではないかと感じもみじスクールの価値を感じることができたことが入りたいと思った理由です。
ーもみじスクールに入って変わったこと
1番の変化は、大学では「学んで終わり」だった事を、もみじスクールでは実践に落とし込んでトライ&エラーができるようになったことです。
僕は大学の授業を受けていく中で、マーケティングに興味がありました。
大学では授業でインプットして、レポートでアウトプットするけれど、結局すべて机上の空論に過ぎません。
「このまま大学で学び続けても、本当に社会で役に立つのかな〜」と思っていたんです。
一方で、もみじスクールは、実際に対象者がいて、マーケティングを実践できる環境があります。
たとえば、僕の場合で言うと、学生や社会人が対象者です。
その方たちに、もみじスクールに興味をもってもらい、コミュニティメンバーになってもらうためにPRしたりイベント集客をおこなったりします。
大学で学んだ「世の中には入口商品と出口商品がある」という考え方を活かして、集客の入口からコミュニティメンバーになってもらう出口までのプロセスを考えました。
大学では実践までできないので、「結局、自分には何ができるのだろうか」と歯痒い気持ちでしたが、もみじスクールに入ることで自信をつけることができました。
「やりたいこと」を仕事にできない理由
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「やりたいこと」を仕事にして、それで食べていけている人は、そう多くありません。
なぜなら、「才能がないと食べていけない」「そんな夢のような職業なんてない」と思って諦めている人が大半だからです。
もみじスクールのメンバーも以前は、
・やりたい仕事が見つからない
・世の中にある職業にワクワクできない
・今学んでいることが実社会で通用するのか不安
・やってみたい事はあるけど、どう始めたらいいのかわからない
このように、心の中では「やりたい!」「チャレンジしたい!」と思っているけど、実際に試せる環境がなく、仕事にするまでのプロセスがイメージできていない人がほとんどでした。
このような現状に陥っているのには、明確な理由があります。
それは、チャレンジする「きっかけ」とフィードバックを受けられる「環境」がないから。
大学は、「知る」ことがメインの場所です。いくら知識を身につけたとしても、実践できる場所がないと意味がありません。
たとえ実践をしたとしても社会からの反応やフィードバックを得られないと、レベルアップしていくことはできません。
社会で通用するスキルを身につけて、「やりたいこと」を仕事にしませんか?
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これらを踏まえて、もみじスクールでは「やりたいことを見つけて、仕事にするまでのプロセス」を提供しています。
これまで以下のような活動をおこなってきました。
・広島初の大型イベントでのワークショップを企画〜実行
・企業と共同で開催するイベントの運営全般
・1からコミュニティの立ち上げ、集客
所属する大学や会社という域を超えて、企業・社会・地域、ときには行政と関わることで、視野を広げることができます。
また、実践した事には必ず社会からのフィードバックが伴います。
メンバーからは「日々自分がアップデートしていることを実感できて楽しい」という声がよく上がります。
もし、これを読んでいるあなたも「やってみたい!」と思ったなら、ぜひ一緒にその挑戦をはじめてみませんか?
活動内容
・全体交流会
・ビジネス講義
・ワークショップ(不定期)
もみじスクールで実現できる3つのこと
もみじスクールのコミュニティメンバーになることで、以下3つのことをお約束します。
自分のスキルを証明する代表作をつくれる
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「代表作」とは、メンバー1人1人がやりたいことを形にしたプロジェクトのこと。
先ほど紹介した伊藤くんの場合はnotion構築、山岡くんの場合はSNSアカウントや集客の結果などが「代表作」です。
もみじスクールのメンバーは、各々のやりたい事や仕事にしたい事を「代表作」として決めて取り組むことで、社会でも通用するスキルを獲得していきます。
この「代表作」は就職や転職する際に、自分自身のポートフォリオとして使うことも可能です。
代表作があることで、スキルの証明になり本来の目的である「やりたいことを仕事にする」大きな一歩になります。
自己理解を深めて判断軸をもつ
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もみじスクールでは、各々がやりたい事に取り組むうえで、自己理解を深めていくことを大切にしています。
自己理解ができていると、選択する時の判断軸が明確になり、自分で人生を切り開いていくことができるようになるからです。
「なぜやっているのか?」「なぜ必要なのか?」「何が自分にとって大切なのか?」このような問いをたてて思考を深めるワークショップを定期的におこないます。
1人でおこなうのではなく、コミュニティのメンバー同士でおこなうことで、より自分を客観視できるようになります。
高め合えるコミュニティ
![](https://assets.st-note.com/img/1677817825685-hk58Nccdap.jpg?width=1200)
もみじスクールは、コミュニティ内での相乗効果を大切にしています。
そのために、notionを活用しています。活動内容は全てnotionに記録し、ナレッジとして蓄積。
コミュニティメンバーの取り組みをいつでも見ることができるので、考え方や手段をたくさん知ることができるのです。
また、コミュニティ内には自分と同じくらい、もしくはそれ以上に行動を起こしている仲間がいます。
「メンバーが頑張っているから、負けていられない!」とモチベーションにつながり、お互いを高め合えるコミュニティです。
最後に〜メンバーからのメッセージ〜
伊藤より
僕は、もみじスクールに入ることで、自分の考えや行動を実社会に近づけて考えられるようになりました。
また、大学では出会えないような大人や企業の方と関わることも、もみじスクールに入っていないと経験できなかった事だと思います。
社会に出る前に、面白い大人に出会って多様な価値観に触れることで、将来の選択肢も広がりました。
また、自分のnotion構築に関して、フィードバックもいただけるので、日々階段を登っている感覚があって、楽しいです。
「自分をもっと知りたい」「なんとなく次のアクションを起こしたいと思っているけど踏み出し方がわからない」という方に来てもらえると、新しい発見があって面白いんじゃないかなと思います!
山岡より
このnoteを最後まで読んでくれている方は、きっと毎日に物足りなさを感じていて「何かやってみたい!」と思っている方だと思います。
僕も同じように、大学の授業だけでは満足できていなくて、もみじスクールに入ってみたら変わりました。
毎日忙しくはなったけど、それがとても楽しいです!
とりあえず、来てみたら新しい発見があって楽しいことは間違いないので、迷っているなら参加することをおすすめします。
一緒に活動できるのを楽しみにしています。