いま観ると"コロナの予言"のような映画
こんにちは。
コロナ騒動で映画館にも行けない日々ですが、映画はいろいろと観ています。 その中でもいま観るとより印象深いのが2011年に公開されたスティーブン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』です。
いろんなところで「今観るべき映画」なんて言われていますが、どんな映画なのかを簡単に紹介したいと思います。
コロナ騒動を予言しているかのような内容
出張先の香港から帰国した妻が突然痙攣を起こし倒れてしまう。それと同時に香港では若者が、モデルのウクライナ人が次々と風邪のような症状から痙攣を起こし泡を吹いて死んでいく。やがてウイルスは世界中に瞬く間に広がり…
クラスターや都市封鎖、スーパーでの買い占めなどニュースで見聞きすることが次々と展開される。
テロの可能性を疑う政府や陰謀論、身内にワクチンを優先させようとする医療関係者、やがて暴動にまで発展しスーパーや薬局を襲いパニックに拍車がかかっていく。
結構な豪華キャスト
最初に罹患した妻にグウィネス・パルトロー、その旦那で主人公のマット・デイモンに、医師のローレンス・フィッシュバーン、ケイト・ウィンスレットにマリオン・コティアール、そして悪徳ジャーナリストにジュード・ロウ。
ハリウッドスターが勢ぞろい!
スティーブン・ソダーバーグ監督とは
『セックスと嘘とビデオテープ』で若手の登竜門であるサンダンス映画祭で観客賞、それにカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを史上最年少で受賞。
アメリカ人にしてはアート系の監督として鮮烈なデビュー。
その後、ジョージ・クルーニー主演『アウト・オブ・サイト』、ジュリア・ロバーツ主演『エリン・ブロコビッチ』、スターが集結した『オーシャンズ』シリーズなどで商業的に成功を収めた監督。
映画から学ぶ気になるポイント
・展開がリアル!
10年くらい前の映画なのにかなり今の現状をリアルに当てている。感染源からの感染ルートやパンデミックまで、結構専門的なところまでリサーチして映画に反映させていたんだなと思います。
・暴動が起こる
日本だとちょっと考えにくいですが、アメリカとかだとスーパー襲うとか日頃の不満が高い人たちが多いエリアだとありえそう。
・悪い奴が出てくる
映画ではジュード・ロウがインフルエンサーとしてウイルスに効くものを流布して株でひと儲けしようとしたり。こういう危機に便乗して利を得ようとする輩が出てきそう。
やっぱり手洗いを徹底して、人との接触やドアノブみたいな接触ポイントに気をつけて、パニックを起こさず、変な噂に惑わされない。
そんな事に改めて気づかせてくれます。
当時の感想
この作品が公開されたのは、2011年で今から9年前の震災の年。
ソダーバーグ監督の新作がきた! と気になっていたものの豪華キャストの割には、派手なアクションもなく地味な作品だったなー
と言う印象で特に思い入れもなかったです。
なのに今観るとどうでしょう。ここまでリアルに感じるとは!
Filmarksでの評価
映画レビューサイトFilmarksでも、その評価は顕著で公開当時のレビューを見ると「現実味があってドキドキ」と言う意見がありつつも、「感染パニックにしては少しもの足りない」、「豪華キャストの割に地味」などの意見があり、スコアも低い。
それに比べて最近になって投稿されているレビューを見ると、「とてもフィクションとは思えない、、」、「まさに今の状況!」、「自覚ない人にぜひ観てほしい」など評価もスコアも高めになっています。
最近のFilmarksは、作品ページのラストに「似ている映画」の紹介が始まりました。「アウトブレイク」や「28週後」など気になる作品も紹介されていますのでチェックしてみると面白いです。
Netflixで現在配信中
そして、なんと現在Netflixで配信中です。加入されている方であれば、いつでも観ることができます。(なんだか急に繋がりづらくなっている気もしますが)
自宅にいる機会も多いと思いますのでぜひこの機会に。
最後までありがとうございます。