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『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』とシアーシャ・ローナン3選

こんにちは。

映画館も開き始めて、新作映画も続々と公開され出しました。
大作系はかなり公開延期になったものが多いですが、その中で大きく延期せずにメジャー配給ながらちゃんと公開してくれたのが、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』です。

作品内容的にもすばらしく、自粛あけの映画はどれにしようかと悩んでいる方がいればとてもオススメです。

今回は、『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』の主演としても魅力満載だったシアーシャ・ローナンのオススメ作品も併せて紹介したいと思います。


▼『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』

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2019年 アメリカ
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ティモシー・シャラメ、ロラー・ダーン、他

今作は、なんと言ってもグレタ・ガーウィグの『若草物語』!という感じです。

こじらせながらも懸命に生きる等身大女子を描き続けてきたグレタですが、本作では女性であるという理由だけで活躍できない時代に、自立して時代に抗いながら道を切り開こうとする次女ジョーをいきいきと描いて見せました。そしてそれが何とも心地いい!

ジョーとローリーがダンスパーティの外で柱に隠れながら踊るシーンは、映画を観ててワクワクするような名シーンでした。

グレタのメッセージが詰まったジョーを見事に体現したのがシアーシャ・ローナンです。 シアーシャは若干26歳ですが、すでに本作で4回目のアカデミー賞女優賞のノミネート。今回も受賞にはなりませんでしたが、もういつ獲ってもおかしくないくらいの注目度と実力です。

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本作の見所の一つは、シアーシャ以外にもすごい豪華キャストなんです!

長女には、エマ・ワトソン。四女には『ミッドサマー』でも記憶に新しいフローレンス・ピュー。相手役にティモシー・シャラメ、お母さんに『マリッジ・ストーリー』アカデミー賞助演女優賞を受賞したローラ・ダーン。
そして、マーチおばさんにはオスカー常連のメリル・ストリープ。

これだけのキャスティングができるのもグレタ・ガーウィグに勢いがある証拠です。

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そして、なんと言っても注目は、衣装!

アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞しただけあり、みんなの衣装がカラフルで普段着からドレスまで全部かわいいです。
どのシーンを観ていてもおしゃれでかわいくてとっても素敵です。



ここからは、そんなシアーシャ・ローナンのオススメ作品を3作品を紹介したいと思います。


▼『レディ・バード』

レディバード

2017年 アメリカ
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メカトーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ、ティモシー・シャラメ

こちらは、グレタの自叙伝的な作品で、地元でくすぶりまくってこじらせまくっている主人公の女子高生クリスティン(自称レディ・バード)をシアーシャ・ローナンが見事に体現しています。 この時にシアーシャはグレタの信頼を勝ち得て『ストーリー・オブ・マイ・ライフ わたしの若草物語』の主演に繋がったのだと思います。 ティモシー・シャラメも端役ながら嫌なヤツとして印象的に出演しています。

ちなみに本作は、新進気鋭のアメリカの映画会社A24が制作しています。
A24についてはこちらで記事を書いてますので参考に。

今回の若草物語が好きな人は、グレタ&シアーシャ コンビの傑作として絶対におさえておきたい作品です。



▼『ブルックリン』

ブルックリン

2015年 アイルランド、イギリス
監督:ジョン・クローリー
出演:シアーシャ・ローナン、エモリー・コーエン、ドーナル・グリーソン

こちらも大好きな作品です。
シアーシャの魅力が全開で、故郷のアイルランドからアメリカへ移民しニューヨークで洗練されていく姿を描きます。

アイルランドカラーである緑のコートがとてもキュート。
1950年代のファッションや、故郷の恋人と新天地ニューヨークでの恋。若者が未来の可能性を謳歌する姿をキラキラと描かれます。

田舎から上京してる人はとても感情移入できるかもしれません。

ちなみに、こちらの作品は良作を連発するミニシアターレーベルのFOXサーチライト作品です。
FOXサーチライトについても記事を書いてますので参考まで。

ニューヨークでは高級デパートで働いていて、流行に囲まれドンドンと洗練されていきます。
故郷に帰った際に、水着の着方や船の乗り方を地元の友達に教えてあげるところとか、成長した姿がなんともいいんですよね。



▼『グランド・ブダペスト・ホテル』

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2014年 ドイツ、イギリス
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ビル・マーレイ、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、他

こちらは、ウェス・アンダーソンの世界観がこれでもかっていうほど作り込まれたおとぎ話のような素敵な映画です。大好きすぎて何回も観ました。

ホテルで起こった事件の謎を解くためにコンシェルジュがホテル中を駆け巡り、個性的過ぎる宿泊客や従業員たちとやりとりしていくのですが、シアーシャはとっても美味しそうなスイーツを作るお菓子職人として登場しています。

主役ではないのですが、この世界観にとてもマッチしていて端役ながら印象的に登場しています。

そして、『ブルックリン』に続き、こちらもFOXサーチライト作品です。



▼最後に

改めて、いい映画に出てるな〜と関心。
個性的な監督にとても愛されているのが分かります。

そしてここ最近の主演作では連続してアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていて名実ともに若手ナンバーワン女優の地位を不動のものにしている感じ。

今後もウェス・アンダーソンの新作『The French Dispach』にもクレジットされているので、こちらも楽しみで仕方がないです。

ジャック・タチっぽい感じが増しているような予告編。
もう楽しみしかない。 早く観たい。

これからもシアーシャ・ローナンの出演作に注目です。


最後までありがとうございます。




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