【テレビ】ドラマをステレオタイプにしてるのは制作?視聴者?
テレビドラマでは、
二極化が起きている、という。
最近のテレビドラマは、
「分かりやすくて不快じゃないもの」と
それ以外、のどちらかだ。
そう語るのは
『逃げ恥』や『アンナチュラル』『MIU404』の
脚本家でおなじみ野木亜紀子さん。
外野のドラマ評論家が
いうなら気にしないけど、
ドラマ制作のド真ん中にいる
野木亜紀子さんが言うなら
これは、実態として本当なんだろう。
たしかに、
いわゆる視聴率が高いドラマは、
ドクターXも、半沢直樹も、
気持ちいいくらい安心して
見ていられる。ステレオタイプだらけ。
典型的な人物だらけ、
典型的な流れだらけ、
典型的な決着だらけ。
テレビドラマ制作の側が
冒険をしなくなったのが
原因だと野木さんはいう。
でも、それだけではない。
私たち見る側も、
分かりやすさを求め過ぎてることが
大きな原因ではないかしら?
たぶん暗くて複雑なドラマは
疲れるから、見なくなる。
二極化というよりは、
一強、ということか。
一強が問題になるのは、
政治だけではないらしい。