日本眼科学会の文書おかしくない??【ブルーライト】

『小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見』というものが日本眼科学会、日本眼科医会、日本近視学会、日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会、日本視能訓練士協会から連名で出されました。

https://www.gankaikai.or.jp/info/20210414_bluelight.pdf

しかしこの文書の論文の引用の仕方がおかしいのではと気づいたので今から説明します。まず

"デジタル端末の液晶画面から発せられるブルーライトは、曇天や窓越しの自然光よりも 少なく*1、網膜に障害を生じることはないレベルであり、"

と書いてあり、慶応大学のブルーライト研究者、綾木雅彦氏の論文『住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響 ―すこやかな概日リズムを保つための住宅環境照明の提案―』が引用されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jusokenronbun/42/0/42_1408/_pdf/-char/ja

しかしこの論文を読めばわかりますが、この論文自体がLEDやブルーライトの危険性を示唆する論文であり、実際に測定したところ直射日光とLEDは限界値を超え測定できなかったとし、太陽光窓越し曇天、全光量628ブルーライト68、パソコン(NEC)画面全光量73ブルーライト16、スマホ(iphone)画面から15センチで全光量463ブルーライト97で、スマホに関してはブルーライトが太陽光曇天窓越しより多く、日本眼科学会の主張と食い違いがあります。この研究ではスマホがアイフォンで最大光量で測定しているのでたしかに実際はブルーライトが少なくなるでしょうが論文の引用の仕方がおかしいと思いました。それにブルーライトの光毒性を証明している論文をなぜ光は安全だという主張にすり替えているのかわかりません。
「ブルーライトは加齢黄斑変性との関連が 細胞培養実験、動物実験、疫学調査などから強く示唆されており、長い日照時間、白内障手術後、抵抗力低下、 加齢などが悪化因子とされている。特に高齢者に対して はサングラスや黄斑色素や抗酸化物質を含むサプリメン トが推奨されている。 われわれは今回眼表面の培養細胞を使用してブルーライトの光毒性を測定した。今回使用した光源のブルー ライトエネルギーは太陽光を直視するくらいの強さで細胞毒性が出現している。日常の光環境で眼が暴露する光量とは10×10×10×10倍程度の差があるが、短時間で変化の有無を検出するための加速実験であり、日常生活ではこのような急性毒性は発症しないと推測される。ただし、窓際では常時太陽光が眼に入るため、紫外線による皮膚がん発 症と同様に慢性的な影響を考慮する必要はある。網膜の 実験では市販されている蛍光灯でも superoxide dismutase(抗酸化酵素の一種)ノックアウトマウスでは容易に網膜障害が生じたと報告されている文 15)。したがって、コンタクトレンズ装用者や寝不足、栄養不良など全身状態不良者はブルーライトによる障害に対する抵抗力が低下しており、さまざまな急性ならびに慢性眼表面 異常がおこりうる。」と書いてあります。

次に、

"いたずらにブルーライトを恐れる必要はないと報告されています*2。"

と書いてあり論文が引用されています。

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4560556/#:~:text=We%20concluded%20that%20the%20lamps,health%20risk%20for%20the%20population.

これがマジで謎で間違えたのかもしれませんがまず論文のタイトルがUltraviolet radiation emitted by lamps, TVs, tablets and computers: are there risks for the population?
「ランプ、テレビ、タブレット、コンピューターから放射される紫外線:国民にリスクはあるか?」で、そもそも紫外線についての研究でブルーライト関係なくないですか??ってことです。僕が間違ってるの??いたずらにブルーライトを恐れることはない、証拠にこの紫外線の研究を見てくださいと言われても波長ずれてますよとしか言いようがない。どういうことだ。。。(みんな確認しないのか??え、僕が間違ってる??)次に、

"小児にとって太陽光は、心身の発育に好影響を与えるものです。なかでも十分な太陽光を浴びない場合、小児の近視進行のリスクが高まります*3。"

まあこれはわかります。一部で太陽光のブルーライトもカットしなきゃということでブルーライトカットメガネをずっとつけさせようとしていたところがあったらしくてそれは違うよって話は同感です。だけどGIGAスクール構想のタブレットを無防備に見続けて実際健康被害出てるみたいだし、太陽光と照明とデジタル画面は分けて考えなきゃだめじゃないですか?なんで眼科医の先生は太陽光と人工光をごちゃまぜにして考えてるんだ??以下の論文が引用されていますが屋外にいる時間が長いほうが近視になりにくいようだという研究です。

で、次に

"ブルーライトカット眼鏡の装用は、ブルーライトの曝露自体よりも有害である可能性が否定できません*4。"

え??そこまで言う??なんか極端。。タブレット見るときはメガネかけるかかけないか各自の自由でよくない?というか自分の感覚で判断するの大事じゃないですか?まだ体質の差とかよくわからないし僕みたいにビジュアルスノウになったらどうするの??ここで引用されている論文が以下です。

この論文が謎なのが2021年に発表されているのに「デジタルデバイスから出るブルーライトが目を損傷するという科学的根拠はありません。」「ブルーライト対策をするのは時期尚早です。意図しない結果が生じる可能性があります」と言っていて、え?今までさんざん科学的研究あったじゃんどういうこと??僕すでに中枢性視覚障害になってるし、視界にノイズ見えるし目の不調の人実際に増えてるのになんで?というか科学的根拠がないという主張の根拠がわからないです。。。話がぶっ飛びすぎてるし、なぜかこの発表が世界中の眼科医によって広められていて光公害を隠す意図があるんじゃないかと疑ってしまいます。子供の目、大丈夫なのか??それから、

"最新の米国一流科学誌に掲載されたランダム化比較試験では、ブルーライトカット眼鏡 には眼精疲労を軽減する効果が全くないと報告されています*5。"
って書いてあります。引用されている論文は、

ブルーライトカットメガネは長時間のディスプレイ作業から目の疲れを軽減するかランダム試験を行った研究です。120人の被験者に2時間のパソコン作業を行ってもらいブルーライトカットレンズとクリアレンズで比較したところ差はなかったという研究です。・・・だけどなんでこの研究だけこんな大々的に取り上げられるのかわからないし、2時間だし。。。もっとみんなスマホするでしょ。ディスプレイにもよるだろうし謎です。そんなに重大な研究だとは思えない。。。次に、

"体内時計を考慮した場合、就寝前ならともかく、日中にブルーライトカット眼鏡をあえて装用する有用性は根拠に欠けます。産業衛生分野では、日中の仕事は窓ぎわの明るい環境下で行うことが奨められています*6"

と書いてあり以下の論文が根拠として載っています。

自動翻訳すると「労働時間協会のコンセンサスステートメント:使用している証拠に基づく介入 労働時間への概日適応を改善するための光」で、交代勤務の労働者の光環境の重要性に述べているいい論文で、自然光を浴び自律神経を整えることが大事だという内容です。(もう疲れたから適当にしか読んでない。)だけどブルーライトカットメガネが悪いなんて書いてないし、ディスプレイの光と関係なくないか…。(もう疲れた)

もうギブアップです。なんか話がぐちゃぐちゃすぎてよくわからない。謎です!!!

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