ワイン販売を考えてみる(ハイパワー・マーケティングを読んで)
じゅんや(マーケティング勉強中)です。
こちらの本を読んでみました。
「新訳ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方」
今回は後半パートです。
前半はこちら。
著者のご紹介
ジェイ・エイブラハム
米国生まれの実践マーケティングの巨匠。
詳細は前回ご紹介させていただきました!
どんな内容が記載されているのか?
本の後半部分では、(前半と比較して)実際のマーケティング手法に関して記載されています。
アドオンのチャンスをどのように生み出すのか?、DM/電話/ネットでのマーケティング、バーターの活用方法などです。
ただし、あくまでも”前半と比較して”であり、引き続き抽象度は高いです。
また、終盤の章では、マーケティングというよりかはビジネスパーソンとしての極意がメインで記載されております。ビジネスマンとしての考え方、また人生とは?といったスケールの大きな話しまであり、最後まで学びの多い一冊です。
何を学んだのか?
本書の後半部分では、大きく3つ学びがあると感じました。
1.「卓越論」:自分自身のニーズよりも相手のニーズを常に優先する。成果を収めるビジネスは、誰かの問題に対する解決策を提供したいという気持ちから始まる。
2.「チャンス志向」を身に付ける。自分のビジネスの世界の外側にある物事が、どのように機能していて、どのような原理原則に基づいているかに興味をもち、そこにチャンスがないかを常に「探す」。
3.自分にとって”成功”とはどういうものであるかを理解しておく。自分は何を求めて、何があれば幸せなのかを。
ワインを売るならどう活かすか?
そもそも自分にとっての”成功”を改めて考えてみたが、具体的には中々難しい。
抽象度高くすると、”自分自身でオーナーシップをとり、チームで物事を前に進めている状態”が好きであり、それが自分にとっての成功だと思っています。
何があれば幸せなのか、という点は、割と明確にある。
“妻と何でもない食卓を囲みながらワインを飲む時間”が、とても幸せ。
その小さな幸せで個人的には十分。
ここで“ワインを売る”ことに関して考えてみる。
私にとってはワインは特別な飲み物ではなく、日常に溶け込んでいます。
ただし、世間的には”特別な日”にワインを飲んだりと、その他アルコールと比べると格式が高い印象があります(フレンチコース料理とか、ソムリエの存在なども、格式が高い印象の要因と思っております)。
ワインを日常的に飲む生活から得られる小さな幸せを、もっと多くの人に感じてもらいたい!という前提で、ビールと同じように、ワインを日常的に飲むにはどうしたら良いのかを深ぼってみる(エビデンスとなるデータがないので、推測が多いです)。
ワインが、日常的に飲まれるアルコールになるためには、課題が3つあると思っております。
1.リピートが少ない
2.価格が高い
3.わかりづらい
1.リピートが少ない
ビールであれば、スーパードライ派、一番搾り派、黒ラベル派みたいなのでがあって、日常的には固定で購入しているのではないでしょうか。
しかし、ワインにそれがない。海外産も含めて競合が多く(選択肢が多い)、その状況に寄って違うものを買う。
2.価格が高い
ビールは350mlで200円前後、500mlで300円前後。6缶パックでは1,000円~2,000円。
ワインは一本750mlで1,000~3,000円程度(ただし、安いワインはおいしくない、という先入観が働き、購入する際は少し高いワインを選びがち)。
ぱっと見の値段で比較すると、ビール6缶パックとそこまで変わらないが、選択肢が多いワインは好みの味ではないこともあるので、失敗してしまう、という感情を考えると高い。
3.わかりづらい
ラベルやポップ、産地や品種など、情報量が多く、何をどのように見て判断したらいいかわからない。結局、ラベルを直感的に選んでいるように感じる。
その点を踏まえると、失敗してもダメージの少ない少量(小瓶)で販売し、ラベルもわかりやすいもの(例えば、食事シーンのイラストの食べるを掲載し、こういう状況のときに選んでほしい、ということをラベルで伝える)にする。
また、「チャンス志向」を参考にすると、OMO(Online Merges with Offline)的な考え方を導入してみる。例えば、オフラインでは小瓶で販売し、本当に気に入ればオンラインで大瓶で購入できる仕様にする(余計な広告費をかけなくてよくなる)。オンライン上では、顧客からのフィードバックを得られる状態にしておき、次回おすすめのワインをレコメンドする(小瓶で紹介する)。それか、定期購買を促すアプローチも良いかと思う。
顧客側は毎回選ぶのが面倒(というかよくわからない)ので、味のフィードバックをベースにそこを解決する仕組みを作って行くのも良いかと思った。
つまり、
・オフラインでは、ラベルはユーザーのイメージが膨らむようなシーンを記載し、小瓶で販売して価格を抑える。
・オンラインでは、大きい瓶で販売する。また、顧客からのフィードバックを元に次回ワインのレコメンドを促す(定期購買でも良い)。
色々ハードルはあるかもしれないが、現時点で考えた内容です。
(顧客にとってのメリットをもう少し考えたいです。)
以上です。
より詳しいことを知りたい方は、ぜひ本を手に取って見てください!
最後に。。。
この記事を書く上で思ったこと
・押し売り、ではなく顧客にとってメリットがあるように考えなくてはいけない点が、やや難しいと感じた。
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