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2023/11/25(土) 【異形種交流会 特別回 】 準備録②

  • “音楽酒家 村門”

まだ人前でディジュリドゥを吹き出したばかりの頃、EXTREME現店長の永嶋くんに誘われて富山市の“音楽酒家 村門”に向かった。セッションなどやったことも無く「音階も出ないこの棒で何ができるのかな」とも思ったが、「周りが手練なので合わせてくれますよ」という彼の言葉を信じて。

村門の独特の雰囲気、金沢でいえば近江町市場にあった時のメロメロポッチに近い。集う人達も怪しさ抜群、普通な感じは一切しない(笑)。

音楽酒家 村門
  • “はりこの部屋” 2019.05.18

パタパタと荷物抱え入ってきて、機材に配線し出した、個性的にお洒落で小柄な女性。この方が主催のharicoさんか。
セッションが始まる。くじ引きで僕は2組目。
最初の組を観る。なるほど〜合わせなくてもいいんだ(笑)。
僕の組が始まった。ボーカルのヤバそうな人が延々と「キング牧師はSEX依存症だった」というネタを語るのに合わせてディジュリドゥを吹いた(笑)。タブラとハープとの共演も新鮮だった。

初の村門、初はりこの部屋、初セッション

2周目にはとんでもねぇオヤジがいた。
前の回でパンツ一枚でひたすら「〇〇依存症〜」と身悶え転げ回りながら叫んでいたこの人、後に有名人だと知った。

その日2周目のセッション

その後2回ほど参加したが、当時はこの混沌と爆音に耐性が無く、足は完全に遠のいた。

  • 混沌共和国(はりこの部屋)2023.01

前話でも書いたが、昨年秋からLIVEに呼ばれることがパタっと無くなり、よく出演していたお店からは「来年の6月まで全て埋まってますから」と告げられた。だが知人のミュージシャンは先々数回も出演予定だったり、急遽決定の告知があったり。なので年明けにもう一度LIVEについて話を切り出すと遮るように「6月まで一杯なんですよ〜」と嘲笑混じり。
これはショックだった。

子供達の尊厳を守るために意見し、長年務めてきた少年剣道の指導者の立場も失った。家族を巡ってはここで書くのも憚る内容が進行中。
そんなことが重なり、苦しい年末年始だった。

音楽活動も無くなったら、生きるのはシンドそうだ。なので村門を思い出して行ってみた。

1月の“混沌共和国(はりこの部屋)”
harico、大谷氏と。

この日は生涯忘れられない日になる。
数年経って少し成長した自分にとっては、この混沌とした世界が心地よかった。楽しかった。
この日を境に自分の状況は違っていった。

  • 最後に

村門で出会った全ての人(演者観客問わず)が、自分のイベントに来てくれる。また自分を呼んでくれる。これは嬉しい、グッとくる。

でもこういう思いは今回の記述を最後に、胸の奥底に仕舞う。ラフに楽しく行き来していきたい。

この特別会も企画として面白いし、haricoさんからありがたい事にいただき、僕はそれを手に取っただけ。

(続く)

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