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今こそ道州制の再議論を!

(原文 2022年06月10日)

今回の台風19号の惨禍を見るにつけ松下幸之助翁が唱えていた道州制を早急に導入する協議に入るべきだと思う。

気象変動も日本の都道府県単位ではなく 千曲川にしても多摩川にしても多くの県をまたがって氾濫事故が起こっている。 これらの惨禍を現状に合わせて各県知事が対応する事は出来ない。上流で水をせき止めれば上流の県が水浸しになる。上流でダムを放流し水を流せば下流の県が水浸しになる。つまり上流の県と下流の県が利害相反の関係になる。この状況を公平にまとめ上げるには各県の利害関係を超越した広域連合、つまり、関東州や東北州の州長が大局観に立って判断しなければならない。今後の氾濫を防ぐ治水事業も各県の利害をまともに聞いていれば、判断に時間とお金がかかり、今後、毎年発生するであろう天変地異に間に合わない。

刑事犯罪も同じだ。最近の犯罪者は逃亡過程が各県単位ではなく日本全域単位となり、少なくとも各地域の所謂 州単位での共同捜査を行わなかったら犯人逮捕なんて覚束ない。犯罪は時と距離を超えて世界で発生している。各県警の縄張り争いしている悠長な時代は終わった。せめて各県警は各州警察に集約しないとグローバルビレッジ・インターネットの世界に対応できない。

遅きに失したかもしれないが、今こそ道州制に移行すべきだ。公務員の合理化にも繋がるではないか?


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