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介護付有料老人ホーム劣化が止まらない

昨日、維新の代議士が、介護付き特別有料老人ホーム(特養)への仲介業者手数料が高額な125万円と異常だと専門被り厚生労働大臣に詰問していた。
そりゃそうだろう情報の出元は維新E議員で親父が特養で荒稼ぎしているからだ。社会保険料の収支が老人医療費高騰で悪いので特養への援助が減額。
高額な悪い評判の特養への入居者が減り、荒稼ぎできる要介護者を集める。

母が入って居たE議員系の特養は商売上手で見栄えのいい施設を全国展開している。しかし政府の補助金が減額されて勤務社員の質が急激に劣化した。
質が悪くなると評判が広がり入居者が減る。だから手数料を増額し勧誘。
もともと介護という仕事は重労働でおむつ交換や薬の投与と精神的なストレスが多い。だが従業員の介護に取り組むという心優しさに依存して薄給だ。

政府も労働者の給与アップを経団連等に声高に叫ぶのなら、老人介護施設や幼児保育施設で働く心優しい殆どの人々の給与の大幅見直しを勧告すべきだ。しかしながら金儲けを唯一の目的として経営している過半数の特養は給料を上げると赤字になるので給与UPに及び腰。特養への補助金減額も大だ。
本来、仕事もしない議員先生は特養でおむつ交換の勤労奉仕でもすべきだ。

今は亡き、コブラヘアーで有名な折口オーナーのコムスンという派遣介護会社があった。折口氏はGOOD WILLグループという会社を経営し、肉体労働者、レースクイーンそして介護の派遣を行って時代の寵児だった。折口氏と会食した時言葉を失った。『老人介護は儲かる。ボケ老人は騙しやすい』この言葉はどこかで聞いたことがある。豊田商事の詐欺マニュアルそのもの。

怪しげな金儲け主義の会社が人の命を預かる仕事をしては駄目だ。僕は自慢げに喋る折口氏との会食を中断して席を立った。その後1年で、コムスンの不祥事が多数発覚しGOOD WILLグループは倒産した。尚コムスンの介護人員派遣事業は関西と関東の大手介護会社が引きついだがどうせ同根だろう。
介護という仕事は人の命を預かる崇高な仕事だ、汚れがしたら駄目な仕事。

GOOD WILL(良い志)とは悪いジョークだ。アメリカのホラー映画でチャイルドプレイというGOOD WILL人形が凶暴化して暴れるのがあるが、悪いことは出来ない。金儲けで弱者を出汁にする良い志とは泣くほど臭い話だ。
特養は補助金塗れの昔ほど儲からない。金儲け至上主義の会社は悪い志へ。
これからは真の介護を追求する真面な会社を慎重に探さなければならない。

減り続ける年金支給額。増え続ける要介護者。そして1名当たりの月あたり特養の施設利用料は頭金を除いて月20万円~50万円必要となる。一握りのお金持ちは高額特養に。その他の僕を含めた殆どの日本人には年金先細りの今、結局『終の棲家』は自宅にならざるを得ない。そこに介護要員が週に2回程度訪れ、入浴介護する。昔の様に家族が労わる団欒が戻ってくる筈だ。

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