パクチーは独特の臭みで好き嫌いが分かれるハーブだ。僕の経営しているクワンチャイでもパクチーを別途注文されるお客様2割、パクチー抜きを懇願されるお客様2割、その他我関せずが6割といったところだ。
パクチーはカメムシの異臭がすると嫌われる人がおられる様に、古くは江戸時代から亀虫草と呼ばれ解毒作用等の薬効がある事から漢方薬として珍重されてきました。
パクチーの薬効は『β―カロテン』の抗酸化作用、風邪予防。『ビタミンC』の美肌効果。『食物繊維』で腸内環境改善。『カルシウム』で健康な身体つくり。『鉄分』で貧血予防。独特な香りさえ気にしなければ薬効の宝庫だ。
さて、パクチーは根、茎、葉と3つの部位に分かれています。根は香りが強く美味しい出汁が出るので、クワンチャイでは様々な料理の仕込みに使用しています。茎は食感が良く香りも優れているので『パクチーと海老の炒飯』等に使用し大好評を得ています。
葉は生のまま、様々な料理のトッピングに使っています。
僕自身は新陳代謝が悪いと感じた時には、生の葉を思いっきり食べて体調改善に努めています。
イタリアではジェノベーゼのジェラートがあるのを思い出して、独自にパクチーのジェラートを製造してパクチー好きのお客様に提供しています。製法はマル秘ですが冷凍機とフルーツリキュールを使っています。
さてお客様から、クワンチャイのパクチーはどうして癖が無くて美味しいのか不思議だとよく質問をされます。現在日本では南は沖縄、北は北海道までパクチーブームを反映して製造農家が増加しています。僕は多くあるパクチー農家の中から厳選して数か所の農家からパクチーを仕入れています。
やはりパクチーは他の野菜に似て鮮度と栽培時の水質等が影響していると考えています。
クワンチャイではパクチー三昧コースを提供しています。
ご希望があればネットで300g単位でお分けしますのでご連絡ください。