労働生産性と国会議員
インチキ眼鏡事、岸田総理大臣の不出馬宣言を受けて、自民党総裁選挙に12人が立候補している。小林鷹之氏、石破茂氏、河野太郎氏と12名の候補が出馬の意欲を見せている。やはり政治家の先生方は日本のトップになるという野望を皆さんお持ちなのだと精力的な記者発表を聞かせて頂いて感心する。
さて、僕は立候補する諸先生の話を聞くポイントとして、1番目にどの様な哲学をお持ちなのか。2番目に内憂外患への対処および国際競争力を復活させるどの様な処方箋と戦略をお持ちなのかを聞こうと考えている。裏金疑惑解消や身辺の清潔さも大事だが、日本再生に誰が一番適任かを見極めたい。日本国民は個人のスキャンダルが多少あっても、日本丸の舵取りに誰が適任かを知りたい。腐った政治家の中で白馬の騎士が居ないかを探している。
2022年の日本生産性本部の統計では日本人の労働生産性はOECD加盟国(所謂先進国)38か国の中で、31位と落ち込み3位のアメリカのほぼ6割の1日85.329ドルという体たらくである。自慢の自動車を含めた製造業でも16位と真ん中程度の普通の国に甘んじている。この労働生産性の低さを改善しようと政治家先生が考え出したのが所謂働き方改革だが、ピント外れが多い。
僕は日本人の中で今、最も労働生産性の低いのは、政治家の先生方だと確信している。何故なら失われた30年の間に、日本国の地位は低下し続け、国民は貧乏になり続けてきたからだ。木を見て森を見ない無策の連続だった。
マスコミ各社もNET社会で劇的に構造改革するべきところ、政治家や特定組織の犬に堕落したまま体質改善が出来ていない低い労働生産性のままだ。
安倍元総理は戦後レジームからの脱却を唱え外交的には中国封じ込め等の大きな成果を得たが、経済競争力強化策は不足していた。
人口減少への破壊的な提案。世界に勝つ成長戦略の提起。天災地変への対応としての首都移転等。もちろん国防の要の自衛隊を是とする憲法改正。
今のところ、出馬表明では、小林タカホークは頭脳明晰なれど国家戦略無し。石破氏は歯切れがいいが国家戦略無し。河野氏も歯切れはいいが嫌味っぽい。マスコミに抹殺されている青山氏は哲学があり自分に厳しい。というところか。今後の出馬会見でのスピーチが楽しみだがマスコミは不都合な事への切り取りだけにするのは止めてもらいたい。お邪魔虫だけで結構だ。