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日本から優秀な野球選手が生まれる訳

八村塁や久保健英など野球以外からも世界で通用する日本スポーツ選手が生まれてきている事は喜ばしい事だ。しかし野球 ベースボールではメジャーリーガーに勝る大谷、イチロー、ダルビッシュ、今永、野茂、鈴木、松井、山本と天才的な逸材が多数が出現している。しかし見方を変えれば、他の有力なスポーツ選手は日本の社会システムからは生まれにくいとも言える。

日本野球は小学校からリトルリーグがあり高校野球、大学、社会人、プロとピラミッド型のヒエラルキーがあり。競争と切磋琢磨と人間形成が同時に行われている。決して日本風土の中で養成システムが完璧とは言えないが、メジャーリーグ垂涎の選手が生まれている事は、成功事例といえるだろう。
日本人の勤勉さとスポーツ脳の優秀さが、世界に受け入れられている証だ。

僕は、世界最強のテニスコーチと呼ばれたハリ―ホップマン氏と組んで「日本から世界一のテニス選手を生み出す」という目標を掲げて富士山麓でインドア4面アウトドア17面のテニスキャンプを始めた。しかし残念ながら地元の中学校、高等学校いや日本の教育委員会、文部省の協力が得られず夭折した。遠征は駄目、海外試合は単位に加えられない等々、散々な対応だった。

野球は地元教育委員会の黙認もあり、地方遠征、交流試合等を通常の授業を飛ばしても行う事が出来る。高校野球制度を普及させた小林一三翁の功績が今も脈々と生きている訳だ。しかし残念ながら他のスポーツに関しては特定の選手のみ特別待遇が出来ないという偏狭な日本の教育制度の為に、選手育成に制約があり、一番大事な養成時期に才能を磨き上げる事が出来ない。

久保建英選手も中学校からスペイン留学して才能を磨き上げた。日本の若手プロゴルファーも、欧米で松山選手を筆頭に輝いている。日本には科学的知見に基ずきトレーニングを指導する素晴らしいコーチもいるし監督もいる。もっと時代に合わせ各種スポーツの英才を日本で特別に育てる教育体制に変えるべきだ。他国から日本にスポーツ留学出来ればBIGビジネスになる。

秀才揃いで、スポーツの苦手な日本の官僚達。今後日本には天才が必要だ。誤った、平等教育、偏差値制度によってスポーツ、芸術、科学、化学、文学、数学、音楽、その他の天才、俊才を埋もれさせている日本の教育システム。今こそ時代に合わせ、世界に冠たる様々なジャンルの俊才を育てる教育制度に変えるべきだ。欧米では飛び級も当たり前だ。超絶天才を生み出せ。


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