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denwa_uranai1
イーロン・スペースXの超コストカット
僕のアメリカ時代の秘書が東大素材工学のN博士と結婚した。N博士はその後NASAに奉職した。NASAは今や自己でロケットを打ち上げないでイーロン・ジェフペゾス等の民間会社に依頼している。それでもNASAの従業者は5万人を超える大所帯らしい。一方、ファルコン等のロケット発射を50回くらい成功させてきたスペースX社は今でも従業員は5000人程度だ。今までの常識がイーロンの火星移住ミッションの夢と共に劇的に変わった
また、昔のNASAはスペースシャトル等の打ち上げで1回470億円程度を要していた。一方、スペースXは5分の一92億円程度でロケットを打ち上げている。従業員数10分の一、打ち上げ費用5分の一だ。何故にこの様なコストカットが出来るのか。それは日本でも当てはまるが、かかった費用を積み上げ、支払いを受ける親方日の丸方式(電力、ガス、行政システム等公共事業は殆ど)だから経営努力で安価にする必要が無い。イーロンはロケット打ち上げ費用を成功報酬として、受領するので超真剣で超コストカットをする。
日本の民間ロケット カイロスも打ち上げ費用50億円として試行錯誤が続いている。やはりJAXAの様に親方日の丸では無く、超コストカットで事業性のある収益性の高いロケット事業を興してもらいたいものだ。イーロンのマイクロマネージメントは日本にも通用する。公共事業、行政システムの超コストカットによって民間の活力は上がり税金の無駄遣いも大幅に減らせるはずだ。イーロンのアメリカ政府効率化の提案を参考に日本も実行してほしい。