ありんこ。
夢。
叶えたいほうのじゃなくて、寝てるときに見るほう。
お茶を飲みながら本が読めるタイプの本屋さん。
本屋の店内奥の、大きな本棚に囲まれた大きなテーブルが1つ。そこにぐるりと椅子が並んでいて、その1つに座って一人で本を読む。
右隣にはやはり一人で本を読んでいる男性。
左隣には、20代後半くらいの女の子二人連れ。
ふと顔を上げると、テーブルは店の外にある。
外は暗い。
本屋の前、というか横に並ぶ感じで机が置かれて、私はそのテーブルの同じ位置に座って本を読んでいる。
本を読んでいるが、テーブルにはビールと居酒屋の一品料理のようなお皿がいくつも並んでいる。
右隣の男性は焼き鳥をつまみにビールを飲みながら、大きな本を広げて読んでいる。
左隣の女の子たちは完全に飲み会中。
女の子の一人に突然、
「なに読んでるんですかー?」
と聞かれて(なにを読んでいたかは覚えていない)、そこから話が盛り上がって一緒に楽しく飲んだり食べたりして過ごす。
しばらくして帰ることになって、女の子たちも席を立って、
そしたらなぜか家族が迎えに来て、
椅子から立ち上がると、茶色いちいさなちいさな蟻がそこら中にたくさんいることに気付く。
たくさん、というか、いちめん蟻だらけだ。
蟻は私にも登って来ていて、それを冷静に次々と払い落とす。
よく見ると、履いていた黒いロングスカートにもちいさな蟻がたくさんいるので、丁寧に払い落とす。
そして、蟻を払い落としながら考える。
私、蟻がこわくてしかたないはずなのに、こういう小さい蟻なら大丈夫になってるのかな。すごいな。
て。
そこで目が覚めた。
実際に蟻(というか虫全般)が本当に苦手で、今その映像を思い出すだけでもゾクゾクするんだけど、でも夢の中でなんともなく冷静に対処できたことで少し自信がついてきた朝。
あと、基本的にロングスカートははかないし、黒いスカート自体、ほぼ喪服くらいしか持ってない。
あの蟻、なんだったんでしょうね。
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