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「右側を歩く人」。。。

ある雨の降る日のこと

知らない女性に呼び止められた

「あなたは台湾の方ですか?」

突拍子にもない問い掛けに少しためらいを感じながらも

「いいえ、違います日本人です。」と答えると

「左側にいたので大陸の方かと思いました。」と言われました

わたしが「え?」っと思っていると

その女性は頓着することなく

「右側を歩く国は数少なく大半の国は左側通行なのだ…」と説明し始めて

その女性は日本は右側通行だから

いつも右側を歩くことを考えているとのこと

子供達にもそう教えているのに

左側を歩くおかしな人が沢山いて困るとのことでした

その女性が言いたいことは間違いではありませんが

広い道路でない狭い道などでは

雨の日など傘をさす人とすれ違う際に

人を避けて左側に寄ったりもするものです

気がつくとその女性は

狭い道のどうしても右側を歩きたいようで

左側から人が来る度に

立ち止まって通り過ぎるのを待っていました

とっても堅苦しい世界にいるのだと感じました

そのルールから逸れた人はみんなおかしな人になってしまう

何だか危うさを感じました

それぞれこだわりや自分の中のルールーはあると思いますが

それが過剰になってしまうと生活に支障をきたしてしまう

本当に大切な何かを見落としてしまうような気がします

自分だけの狭い世界では見えないこともあり

そんな時に自分を客観的に見れる視点を持っていたいと思います

自分を第三者として見たらどうなのか

自分が素晴らしいと感じている人の良いところを見習って

その人ならどうするだろうかとか

また他の誰かに起こったことも

それが自分に起きたことだとしたら

自分ならどうするだろうかとか

自分だけの世界に囚われずに

いろんな人と関わって

いろんな視点から見て

自分に足りないところを見つけられたり

自分の間違いを改められるように

もっと大きな視点から周りを見渡して

俯瞰して自分を見れるように

こころの中に

自分を客観的に見れる

こころの目を大切にして生きたいです。。。