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「描く人」を観に行って

「描く人」(えがくひと)ここ最近趣味に走ってる。
先日の「巨大ロボット群像」展、「ガンダムベースサテライト京都」とか。

その時は家族や甥っ子姪っ子と一緒に巡ったわけだが今回はその延長線上。
前々から行きたいなーとは思っていたけど場所が神戸の摩耶だし先日みたいにちょっと行くって感じではなかった。
そんな夏休みに僕が倒れた時から見舞いからSNSでと色々と発信してくれている「巨匠」からメッセージが。
「安彦展いってみんか?」そのメッセージが来てから返事までそれ程時間を要さなかった。
メッセージが来てから返事までに確認することは日時に移動手段がメイン、当初は2人で行動するって話が来たがまだそこまで経験がないので慎重に。
また服装によってはトイレも1人では難しい時もあるからステップ的には初段階、行き帰りは親に連れて行ってもらい美術館では「巨匠」と2人で巡る。
この条件で今回はスタート。

当日、昼前スタートで兵庫県立美術館へ、お盆の帰省ラッシュも少し心配だが取りあえず往路はスンナリに近い状態で行けた。
美術館の駐車場が80台、美術館に駐車場があるのにはへ~って感じだが(大抵はなかったり近場にコインパーキングとかだがw)ハット神戸のところだからかエマージェンシー的にもこういう思想なのだろう。

そういえば昔バイクポロのアジア大会を見に来たのがこの先の場所くらいなのではないだろうか?、知らんけどw。

この公園もエマージェンシー時にはトイレとかの思想がすごかった、防災都市のモデルなんだと思う。

この辺は震災のこともあってだろう防災面への考え方が僕の住んでいるエリアと全然考え方が違う、その時の思い出や今回の行き帰りに垣間見た風景を見て再認識した。
折しも当日は南海トラフ地震の注意報解除直前、関東は台風情報でちょっと慌ただしい、盆休みの帰省ラッシュとか色々と重なっていた。


阪神高速摩耶ランプで降りてすぐのところで昼食、ファミレスはクリアしていたので問題はない。
ステップとしてはそのファミレスでトイレ。
ファミレスでトイレは初めてで今回はどんな感じだろうと行った。
それはこのファミレスのハンディキャッパーのトイレがめちゃくちゃ狭かった、そもそもファミレスのトイレって健常者のところも狭いのが普通なとこが多かったっけ思い返したらそうだ、どのファミレスでもそうだろうここはハンディキャッパー用のトイレを用意してあるだけ良いのかもしれない、後々考えたら凄いや。
飲食スペースのレイアウトが限られてるこういった場所でのハンディキャッパー用トイレは作るのは大変そう、割り切って歩いて健常者用の大を使うのも一つかもしれない、車椅子は方向転換できないくらいだ。
何度かそういうことはしたこともある。
トイレを勘案して今日のようなオーバーサイズの着衣はやめたほうがいいと今回思った、着衣をもう少し部屋着に近い感じの方がいい。
そういえば冬場にシクロクロスを観に行ってる時はヒートテックにフリースとかだもの極力ダボッとしない、重ねることがないように、だ。

昼食を済ませて会場入り、美術館は直ぐだった。
地下駐車場は2台ほど待ったがそれ程待たずに入れた、そして駐車場は一応ハンディキャッパー用を探して止めた、今日みたいな時は普通こういったシーズンとかは商業施設のハンディキャッパー用駐車場は大抵満車とか止められることが少ないのだけどもそんなこともなく台数も少ないであろうのにキチンと開けてあった、素晴らしい!、自分の住んでいるエリアでは今のようなシーズン、モールレベルで台数があっても止めれることが出来ず乗降できないから帰ってしまうことがある。
そんなことを思うと今回は少し違う印象をこのエリア、美術館に行った直ぐに感じた。

止めた後はトイレも難なくすまし会場へ。
入ってからは父と別れて「巨匠」と会場入り、今回は先日の文化博物館と違い凄い人。
それも「安彦良和」ということもあって僕くらいの≪ファースト≫を通ったであろう人がホントに多かった。
入ってすぐにある人から呼ばれる、妹と甥っ子だ、確か妹家族も今日来るって言ってたもんな、ただ人が多いからと会場が広いのとで合うとはおもわなかったけどw。
展示内容はコア、ここに来ている人はどんな層がいるのだろう?。
当然コアな僕は食いつくのだけれども。

ここでも氏がいろんな仕事をしていて知らないことも出てきてそういったこともとても良かった、ザンボ、ライディーン、ブルーノアとかまた見たくなってきたw。

今回会場で電動車椅子使ってる人がいたが少し古そうなそれは大きく重そうで身障のレベルが低いと選択肢の加減からそうなるのかな?とも少し脳裏をよぎることもあった。
車に積んでとかは重さで乗降が無理なレベルだ。
先日の文博でもALSか何かの人が訪れてたの見て介助・介護とかのことも含め自分も思うことがある。


展示をなめるように観るw。
ここでホントにこの5年と少し話せてない「無駄話」と言えるレベルの会話ができる。
それは甥っ子が色々と知見を伸ばしてきても出ることはほぼ出ることのないであろう人物の名前とか、「佐藤元」って名前見て歓喜できるのって僕らの年代でないと出来ない。
こういった会話が出来たのが今回はとても貴重だった、家ではそんな会話が有り得ない、ってか逆に家でそんな会話が成り立つ方がチョット・・・w。

今の生活でストレスがないってことはまず有り得ない、それを如何に解消できるかだ、その一つが作業療法も兼ねたプラモデルであったり想いを吐き出したりするSNSなどの投稿等なのだろう。
特に「無駄話」レベルの楽しいおしゃべりはJシリーズ遠征・シクロクロス遠征時とか以来だ。
それに結構自分では美術館だから意識して話しているのだけれども、こういったところでの声のトーンを落として、俗に言う「ひそひそ話」が声の抑揚が苦手な僕にはまだ厳しかったのが確認できた。

3時間の有意義な時間だった。
それくらいの膨大な展示、今でもアニメーション史を語るにはには欠かせない人物、よもやそんな展示が普通にある時代になったのだ。
時代は変わるし世界の認識も変わる。

どれだけマニアックなことを話していたことか、今回のような会話や作品ごとの脚本家についてとかのそこまでコアな話に飢えていたのだ。
SNS上ではそんな”はけ口”としてのコアな会話はできるけど生で、対人で話すのとでははだいぶ違う感覚だった。
次はイトメン(人物w)とかドクター、糸目属な人達とそういったまた違うコアな話もしてみたいものだ。

先日のスフィダーレクリットもそう、数年ぶり、倒れてからは会ってない友達に会ったり、そんなことが大事だ。
帰路は少しだけ混んでいたが許容範囲内、渋滞も感想をのべたりできる素晴らしい時間になる、そんな大満足な1日だった。
これから出来るだけこういったことも計画していくことが必要である。
そんなことを復習・再認識させてくれた「描く人」であった。

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