保護猫シェルターに住み込んで1年が経ちました。
2021年3月14日、高円寺にある保護猫シェルターでの住み込み生活がはじまりました。
1年暮らしてみての感想は、めっちゃ大変。それでも、色んな意味で避けて通れなかった、通ってはいけなかった道だと感じています。
住み込み開始4日間で感じた命たち
1日目、猫の介護がはじまった。おしめを替え、爛れた皮膚を拭った。
2日目、介護猫の通院。猫4匹を背中と両手に抱え、近所の動物病院へ。
3日目、妊娠していた猫が流産。猫が2匹、亡くなっていた。
4日目、介護猫が亡くなった。悲しみに浸る間も無く、5匹の猫が産まれた。
これが保護猫シェルターか。と思い知った4日間。命の尊さと儚さを痛いほど受け取りました。
現場で感じる保護猫活動
常に20匹以上の猫が暮らす高円寺の一軒屋。なかなかです。シェルターと呼ぶには小規模ですが、それでも保護猫カフェや店舗、イベントと並行してシェルターを運営するというのは、並大抵じゃありません。
側から見れば非効率な作業も多いなか、現場に身を置いてみると見えてくることも多いです。アナログのほうが効率的なものもあれば、デジタル化のハードルが高いものもある。その条件は現場によって異なるだろうけど、少なくともいくらググっても出てこない情報ばかりです。
毎日19:30(頃)帰宅、からの2~3時間タスク
これが、意外としんどい。こう見えてやることが多いので、毎日決まった時間に「家」へ帰るのはかなり重いものです。
しかもそこから2〜3時間かけて猫たちのお世話。ご飯を盛り、配り、トイレとケージのお掃除。猫によっては投薬もします。ボランティアさんもいますが、ワンオペの日も少なくない。
でも育児はもっと大変だから、悲劇のヒーロー気取りなんてしてらんないですよね。
プライベートほぼゼロ
よく聞かれますが、プライベートはほぼありません。僕の部屋にも猫がいるので、スタッフさんもボランティアさんも自由に出入りできます。
起きてから出かけるまでは、家に猫と僕だけなので、これで十分。あとは、実家みたいな感じです。
猫たちと暮らすこと
高い確率で、猫たちの臭いや声で目が覚めます。朝は胃腸も活発なようで。元気なのは何よりですが、嘔吐やトイレ外の排泄があると放置できないので、処理してから朝がはじまります。
でも、猫と暮らすってそういうことですからね。
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