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プログラムオフィサーという仕事

数年前はあまり一般的でなかったプログラムオフィサーという職種。wikipediaでは、プログラムオフィサー(program officer, PO)とは、研究機関やシンクタンク、財団などにおいて、研究や助成のプログラムの企画立案、運営管理などを行う人のこと。とある。
簡単に言えば、助成財団において、寄付募集プログラム、助成プログラムを立ち上げ、運営し、助成後の事業進捗管理、資金管理、助成先への事業運営サポート、事業完了時の報告等のまとめを行う業務担当を指す。
その業務内容は多岐にわたり、財団において、そのすべてを一人で賄うのは、かなりの熟練者でなければ網羅できないし、助成件数が多くなれば、それなりのPOの人数が必要になる。

仕事の内容は大きく分けると(かなりざっくり、私が命名した分類名だが)いわゆる管理系とクリエイティブ系になる。
管理系は時系列を追うと
「申請書類管理」「助成先契約等書類管理」「資金管理」「事業進捗管理」「時系列評価報告、進捗報告書管理」(前記3つは、クリエイティブ系にも関連する)
クリエイティブ系は、コンサルティングに近い部分もかなりある
「案件形成」「大手財団や行政等への企画提案作成」「公募書類作成」「公募告知活動」「審査会運営」「採択団体へのオリエンテーション」「評価業務」「進捗状況、資金提供、業務の課題への伴走支援」「助成先の基盤強化」「事業環境創出」
等々、細かく記せばいくらでもある。

現状、実際のところ管理系業務に多くの時間、マンパワーを割いているのが実情。
それぞれの助成先団体の力量、得意なところを活かしながら、足りない部分を補強したり、事業をやりやすく、成長を手伝う伴走支援をする時間を多く使いたいのが本音。
そして、何より大事なのが、円滑なコミュニケーション。
困っているときこそ相談ができる、いい意味、ゆるい関係性も大事だと思っている。
同じ目線で事業に向かい、一緒に悩み、うまく行けば一緒に喜び、時には先輩としてイッショウケンメイ褒める。
小さなやり取りの積み重ねが信頼関係になっていくんだ、と信じている。