「怒れ、怒れ、消えゆく光に (ディラン・トマスの詩)」自戒と希望のメモ書き
心に留め置きたいのはディラン・トマスの詩「穏やかな夜に身を任せるな(Do not go gentle into that good night)」の一節。これを知ったのはクリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』で引用されていたのがきっかけだった。
人類の危機を救うべく、宇宙飛行士が引き止めようとする家族を置いて地球を離れるシーンなど、重要な局面で、度々、朗読される。
「怒れ、怒れ、消えゆく光に」という強い言葉が、市井で生きる僕のような人間の心をも揺さぶる。
原文では“Rage against the dying of the light”.と語られる。
音楽好きの私には、アメリカのミクスチャーロックバンドの名前、 RAGE AGAINST THE MACHINE を思わせることも相まってとても響くのだ。
忙しさにかまけて、平穏の中にとどまりがちな私たち。
しかし、しっかりと世界を見れば、生活するにせよ、創造するにせよ、目に触れるもののなかには、怒りをもって立ち上がらなくてはいけないことがある。
そうしたときの、自戒のため、あるいは前に進むための希望のため、こころに留め置きたいのだ。
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