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廃香 【廃線と暮らし~その2~】


廃線となったことで、必然的に役目を終えることとなった駅舎跡を巡ります。

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二升石駅跡。巡った時間が今までと逆だったことでちょうど夕射の時間と重なり、オレンジ色が情緒をくれました。


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街道沿いに残る、路線跡の数々。

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これほどの難所に線路を通し、地元の人々の快適性に貢献することになりながらいまでは見向きもされなくなってしまった残滓という、ノスタルジー。


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そして、この界隈で最も好きな場所、浅内駅跡。
前回も言いましたが、ここは四季を通して写真を撮りたくなるくらい、どうしようもなく大好きです。

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        ↑↑前回の写真↑↑

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実はこの日、冬休みで退屈していた私の娘が、珍しく写真散歩に同行してくれていました。
ここを訪れたときの会話。
「ここの駅にはもう電車は走ってこないの?今来たら二人とも轢かれるじゃん(笑)」
「大丈夫、ここはもう廃線だから絶対に電車は来ないんだよ」
夕日が照らす錆びついたレールの上で、「絶対」という言葉を自ら発した瞬間に感じた何とも言えない究極のノスタルジーが、この日のハイライトでした。


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帰りもやはり、凍てつく川を横目に。真冬のロングドライブは神経をめちゃくちゃ使いますが、良い一日となりました。


おわり




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