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鉄のカーテンの内側から 3

3,「非友好国へのビザ制限」の発表第一弾。

時々、書きたい時に書きたい事を「鉄のカーテン」の内側から発信して行くシリーズ、本日は3本目。100本目指して頑張ります。その前に「鉄のカーテン」という言葉を知らない方もいたので、それはこういう事ですよというのをWikiのアドレスを貼っておきます。https://ja.wikipedia.org/wiki/鉄のカーテン  

現在、ロシアはウクライナに侵攻中であり、これは刻一刻と状況が変わるので、本日の記事は4月8日金曜日,日本時間で夜21時現在の記事、です。

3月28日にロシアのラブロフ外相が『「非友好国」ビザ制限へ ロシア 大統領令を準備』という発表をしました。その後、具体的な事が出ればそれについてまた書きますよ、と予告しておりましたが、火曜日に第一弾の詳細が出たのでそれについて書きますね。

火曜日に発表された「非友好国へのビザ制限」の内容を大まかに説明すると、EU諸国に対して、「外交官特権のビザの発給を停止する」というものでした。この外交官へのビザは、日本人に例えると、在ロシア日本大使館や日本センターなど、外務省管轄で日本国の公的な海外の機関に派遣されて働いている人に出るビザです。これはロシアに限らずどこの国にもあるビザで、外交官特権についてはWikiのリンクを貼っておきますので読んでください。このような外交ビザを今までのように認めませんよ、という制裁返しの措置がロシアからの「非友好国へのビザ制限」の詳細第一弾として発表されたというわけです。前回、私が「ビザによる制裁返しは意外に緩いのではないか」と予測を述べていましたが、第一弾の段階ではその通りになりました。しかも、この措置は日本にはなされていません。「非友好国へのビザ制限」の中に、日本への何らかの厳しい制限は第一弾の発表ではなかった、ということです。

日本人の中でもビザに関して様々な憶測が流れていました。これに関してのロシアの歴史の流れや彼らの感覚を振り返るにあたり、いきなりの非友好国へのビザ発給の禁止、とかは無いと思っていましたが、全てにおいて予測不能な油断対的の国ロシア、ですから一抹の不安もあったものの、まあまあ、予測通りの着地になったなと感じています。何れにせよ、日本からロシアに来ようとされてる方にとっては一安心です。ただ、西側諸国へのアピールや国民への即断アピールを盛んにする岸田政権が、4月8日現在、ロシア人外交官8人の日本追放措置や更なる経済制裁を発表していますから、何かしらの制裁返しが来る可能性はあります。しかしながら「鉄のカーテンの内側から 3」で述べましたように、制裁とかコロナ禍に関係なくロシアから日本へ来るビザは相当に厳しいです。

そんなわけで「非友好国へのビザ制限」に関しては、もし第2弾の詳細が出たりしたら、またここで紹介するとして、今回は短かったですが、これで終わりとします。

第4回目は経済制裁下のモスクワの日本企業や日本人、について少し書いておきたいと思います。

今回も読んで頂きありがとうございました。

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