【2020】架空のミステリーのタイトルとあらすじ100こ作る。
ツイッターで、急に思いついてやった企画。
完全にぽっと出の思いつきだったため、途中で「なんで100こなんて言ってしまったのか」とか若干後悔しつつ、1ヶ月半くらいかけて完走しました。
1『ホワイトソーダと探偵ごっこ』
青春至上主義の世界・ホワイトソーダ王国に無作為に集められた高校生達。生き残る為皆こぞって海沿いの坂を自転車で下ったりしていたが、内気な主人公はてんでダメ。偶然遭った殺人事件を偶然居合わせたイケメンと共に解決したのをきっかけに、謎を解いて青春無双する
2『宙吊りの軍鶏』
東京府日本橋区の割烹で働く寡黙な青年は、常連の乱歩狂のイケメンに、無理やり肝試しに連れて行かれる。深夜の神社につるされた男性の遺体。軍鶏専門店の店主で腕っ節が強いと評判だったが、バキバキに骨が折られていた。探偵気取りで推理を始めるイケメンに翻弄されつつ、謎を解く
3『フランスをあげる』
強烈にフランスに憧れている少女は、マカロンを自作してみたりフランス映画のファッションを真似たり。少女は主人公男子に「フランスで起きたニュースを起こして欲しい」と言い、男子は模倣犯になる。最初はフランスならではのおしゃれな事件をまねていたが最後は猟奇殺人になる
4『怪死専門・花園橋葬儀社へようこそ!』
不自然な死を遂げた人を専門に扱う花園橋葬儀社へは、とてもじゃないが成仏などしてなさそうな悔恨感あふれるご遺体がやってくる。遺体を見ただけで死の瞬間を霊視できる主人公は、遺族にを伝える為証拠集めに東奔西走。タイムリミットは火葬の扉が閉まる時
5『密封の典礼』
布団圧縮袋で密封される女性の連続殺人事件が発生。犯人は冴えない青年で、合意のもとに行ったと主張。密封の儀式で何が起きたのか。彼女たちはなぜ自ら圧縮袋に入ったのか。新米刑事が洗脳の過程を紐解く。
6『フォーミュラ・バッド・トリップ』
フォーミュラレース界から追放されたドライバー達がアンダーグラウンドで作ったレース、FBT。究極にスピード重視のマシンの上では人命は紙より軽い。F1出身の主人公は、親友が死亡したレースが事故ではないと気づく。無念を晴らす為、金と権力の世界で犯人を探す
7『マッサージチェア探偵』
世の中には、安楽椅子に座ったまま話を聞いただけで事件を解決してしまう天才の探偵がいる。しかしこのイケメン探偵は酷くて、マッサージチェアの上で溶けながらぽわぽわっと解決する。真実を暴く為正義感に燃える刑事とゆるふわ探偵の、謎解き&高性能家電蒐集の記録
8『麗しの創造主・赤ちゃんの世界』
とある胎児が見る夢の中の世界・フィータスワールド。世界の常識は、お腹の外から聞こえる音から赤ちゃんが想像したことでできており、日々更新される。住人達は赤ちゃんという絶対の存在が作り出すあやふやな倫理観の中で暮らす。これは罪か?奮闘する弁護士の物語
9『君が記憶喪失じゃないことを証明する7つのこと』
離島に住む男子高校生は、海辺で見知らぬ美少女に出会った。彼女は自分が記憶喪失だと言い張るが、主人公は疑う。適当な名前をつけられ喜ぶ少女と戯れる日々を送りながら、隠された真実を探る
10『怪盗アリスとティータイムのロマンス』
不正で私腹を肥やす金持ちを狙う怪盗アリス。いつも通り狙った屋敷で見たのは、ダンディ過ぎるイケオジ(52)。恋に落ちたアリスと全てを見透かすイケオジ。アリスをアフタヌーンティーに誘い「この屋敷に隠された真実を見抜いたら僕の全部を君に差し出そう」
11『店長は謎解き中毒〜ビーガンカフェで刺激的なランチを〜』
南青山のおしゃれなビーガンカフェの店長はお人好しで、女性客が持ち込む相談にすぐ首を突っ込んでしまう。常識人の主人公はため息をつきつつ、つい毎度手伝ってしまう。肉を食べない店長だからこそ分かる女性達の隠された真実とは
12『五十七番目の紺屋橋』
100本の橋でできた世界。岸に渡ることもできず、手が届く程近い隣の橋にも移れない。人々は生まれた橋の上で生きており、主人公は57番紺屋橋に住む。ある日あり得ない死体が見つかった。22番鳶色橋の住人の変死体。皮切りに別の橋の死体が次々現れる。誰がどうやって?
13『とおるくんが書いた辞書』
10年前の夏、小6のクラスメイト・とおるくんが池に落ちて死んだ。足を滑らせた事故だった。しかし私は前日の放課後、とおるくんから手書きの辞書を預かっていた。彼の頭の中にだけある言葉。10年経ち出版社に就職した私は、ずっとしまい込んでいたそれを初めて開いたが…
14『ぬぬと一緒〜お散歩コースは謎だらけ〜』
愛犬ぬぬ(豆柴)を散歩する人見知りの男子高校生は、毎日話しかけてくるミステリアスなお兄さんに困っていた。ある日ぬぬが駆け出して追いかけると、殺人事件。なぜかお兄さんが推理をしていた。ぬぬが証拠を見つけてお手柄。私立探偵のお兄さんの助手に
15『助けて!これは変装です』
ヤミ金融の借金が返せず売り飛ばされたニートに命じられたのは、与えられた衣装を着て指定された場所をうろつくこと。初めは意味が分からなかったが、とある犯罪の撹乱工作に使われていることに気づき、こっそり事件の謎を解いて警察に保護してもらおうと奮闘する
16『僕らが見たいのはグラドルであって怪異ではない』
グラビアアイドルファンの高校生。毎日写真集やインスタを眺めてニマニマしているが、ある日心霊写真を見つける。聖地巡礼の名目で行き怪異と出会って以降、グラドルの写真に次々と怪異が見えるようになり、グラドルを救う為怪異事件を解いていく
17『ドリームボックス』
犬の殺処分のガス室はドリームボックスと呼ばれるが、日本のどこかに人間用のドリームボックスもあるらしい。夏休みに暇を持て余した男子高校生3人組が興味本位でドリームボックスを探し始める。事件に巻き込まれながら、謎の組織の秘密を暴く
18『絶対おぢさんは消えてない』
鍵っ子の男子小学生は公園にいるホームレス「おぢさん」と仲が良く、おぢさんとの交流が学校で孤立する少年の心の支えだった。おぢさんが荷物だけを残して消える。「おぢさんは絶対僕をおいて消えるわけない」探すうち、少年とおぢさんを結ぶ過去の残忍な事件が発覚
19『VTuber探偵・僕野るぅる』
身の回りの謎を募集し解決するVTuberるぅるのファンの女子大生。王子キャラだがどうせ中の人は不細工と思いつつ会ってみたい。ある日視聴者に問題が出され、解けたら直接会える特典。正解し会うと、絵よりもイケメンだがサイコパス野郎。過激な謎解きを手伝わされる
20『浅草くじら文具店』
浅草の老舗文具店のイケメン若店主は、ボールペンコーナーの試し書きを見るのが大好きで、客を妄想して楽しむ残念な人。ある日見つけたおかしな落書きをきっかけに、店は事件に巻き込まれる。バイト男子は首を突っ込まないよう説得するが、店主はノリノリで推理を始める
21『VEEPER』
かつてクスリの街と呼ばれていた東京都町田市。近年はクリーンになり怪しい店は減ったと思われたが、最近流行の電子タバコVEEPをめぐって殺人事件が起きる。牛耳っているのは有名私立高校に通う優等生男子。町田の予備校に通う主人公はクラスメイトである彼の裏の姿を知ってしまう
22『聖なるご活躍の祈り』
35社目の面接に落ちた就活生男子。送られてきた「ご活躍をお祈り申し上げます」メールに奇妙な謎を発見した。暇に任せて調べると15年前に起きた未解決のOLバラバラ殺人事件に繋がっていた。入社できた優秀な友人とフリーターになった主人公が、新興宗教の絡む難事件に挑む
23『無限環状線からの推理』
一度乗ったら降りられない高速道路「無限環状六号線」に乗ってしまったが、カーステレオからとある事件のニュースが流れてきた。環状線の中の一部エリアが謎の状況で、時速70キロで走れば30分に1度はその現場が見える。見ながら謎を解け。解ければ高速から降りられる
24『詐欺学園の良心』
不登校矯正の名目で無理やり親に入れられた全寮制高校は、エリート詐欺師の
養成学校だった。主人公は普通の少年。ルームメイトは主席入学した天才詐欺師。騙し合いの学校生活に怯えるが、なぜか天才は少年にだけは詐欺を働かない。そこには少年の出生に関わる重大な秘密があった
25『貴族内装工の有閑ミステリー』
家庭の都合で中卒で内装工として働くことになった少年。先輩は超有名財閥の御曹司の大学生だがなぜか工事のバイトをしている。そして施主に隠された謎を気まぐれに解いたりする。素直な少年に「損得無しで懐く君は可愛い」と言い、愛でつつ謎解きに巻き込む
26『ファジーネーブルの衝動』
フリーイラストレーターの20代女性。仕事の憂さ晴らしに訪れたバーでミステリアスなバーテンダーに誘われる。普段は奥手だが酔った勢いでワンナイト……と思いきや、バーテンダーが作った理想の国という名のマンションに監禁される。年齢性別バラバラの人と謎の共同生活
27『復讐は、まだら猫への恩返し』
田舎の青年。捨て猫を見つけ、動物病院に連れて行って治して放す。玄関先に魚が置かれるようになり猫の恩返しかと夢見たが、魚を置いていたのは残虐なサイコパスで助けた猫はなぶり殺されていた。青年は犯人を突き止め復讐しようとするうち温和な人格を失っていく
28『ストリートポエマーの夢見がちな調査』
筆文字の自作クソポエムを路上で販売するニートの元にビシッとしたビジネスマンが現れ、ある事件の調査に協力して欲しい、成功すればロンドンのアートギャラリーに紹介するという。ビジネスマンと共に様々な場所へ潜入調査しながら、叶いそうもない夢を追う
29『僕は悪魔と踊ると誓った』
4歳の妹が誘拐されて行方不明になった、主人公16歳。何としてでも探し出したいと憎しみを抱く日々に突如現れた悪魔は「妹探しを手伝うから、見つけたあかつきには僕と踊って死んでくれ」と持ちかけてくる。少年は了承し調査を始める。妹の行方は?悪魔の目的は?
30『熱燗呑んで、謎を解いて』
日本酒大好き明るい大学生と無気力系酒屋の息子の幼なじみコンビ。酒屋を訪れる客、商店街の人々、卸先のお店など、次々持ち込まれる相談をお酒の知識とハイパーハイテンション(シラフ)で解決するドタバタコメディミステリー
31『世界一小心者の猟奇殺人鬼』
連続通り魔事件。胸をひと突きで殺した後山へ運びはらわたを引きずり出す残虐な犯行だが、その横には必ず、もし見つかったらどうしようという内容の日記が残されている。「ぼくは世界一小心者の人殺しだと思います」自己肯定感マイナスで警察を翻弄する
32『目が覚めたら探偵だった』
貧乏フリーターの青年は大雨の中高熱で倒れ、目覚めたら探偵事務所にいた。人を食ったような態度のイケメンに治療費として未解決事件の推理をさせられる。熱に浮かされて見た夢をヒントに見事解決したため、そのまま探偵に。事件の度あの手この手で失神させられる
33『きぼうの庭』
カルト教団「きぼうの庭」の道場で、若い女性数十人が集団ヒステリー。ひとりが無理な修行を課せられ過呼吸に陥ったため伝播したと思われたが、実は、脱出したい信者があるトリックを使って全員を一斉に過呼吸にさせていた。女性たちは無事保護され、洗脳が解ける
34『未来混線』
記憶のノイズ的に未来の情報が混線してしまう体質の青年。メンタルに来るのでうまく社会に適合できず引きこもり気味。唯一の友人は明るく気にせず、気まぐれに遊びに誘う。避暑がてら男ふたりで水族館を満喫中に事件に巻き込まれるが、青年の能力と友人のコミュ力で解決する
35『触らない殺人チャレンジ』
男子中学生二人が、指一本触れずに殺人を犯すゲームを始める。交互に行い、触れてしまったり殺しきれなかったら負け。二人にとってはただのゲームだが世間では猟奇連続殺人として連日ニュースになる。マイペースに遊ぶ二人と懸命に犯人を追う若き警察官の交わらない攻防
36『君の可愛い迷宮』
天使のような見た目をした15歳の少年は、箱庭の迷宮キューテスト・ラビリンスの支配人。少年に気に入られた人間は小人にされて迷宮に放り込まれる。秘密を知る唯一の友人は、積み木のように人をいじくって遊ぶ少年を止めるため、自ら迷宮に入って謎を解明する
37『ハリネズミの館殺人事件』
ハリネズミの好き老若男女が招待された絶海の孤島。ハリネズミのために徹底した温度管理のされた館の中で、あり得ない凍死体。ハリちゃんが好きで好きでたまらない私立探偵のイケメンと無理やり連れて来られた助手が事件の謎を解く
38『あやかしライブハウス』
音響スタッフの青年。夜中店長が一人でミキサーや照明をを操作して、まるでライブをやっているように楽しげにしているのに気づく。ある日青年が仕事中に倒れ、夜中目覚めるとあやかしに囲まれており、ここで毎日ライブをやっていると判明。夢を追うあやかし達の相談に乗る
39『ダイブ・トゥ・ニューズペーパーズ』
切れ者だが人嫌いの男子大学生は、新聞記事の中に潜り込む特殊能力がある。現実が嫌になると未解決の新聞記事の中に入り、謎を解いて賞賛されることで自己肯定感を保っている。1930年代のロンドンの連続殺人記事に入ると、見目麗しい日本人探偵がいて組む
40『先生、お気を確かに!〜情緒不安定な推理〜』
精神的に不安定な天才小説家。体調が良い時はノリノリで書いたり取材に行くが、ダウナーになるとトイレの中で生活する。新米担当編集は振り回されながら取材先で毎度事件に巻き込まれ、作家を励まし鬱にならないようにしながら何とか謎を解いてもらう
41『偽の墓地』
男子高校生の家から見える墓地。子供の頃から見ていた為日常の風景だったが、それが偽の墓地で遺骨はひとつも入っていないと知る。何の目的で作られ、誰によって維持されているのか。好奇心旺盛な友人を誘って調査を始める。
42『ミラクル☆怪異倶楽部』
オカルト大好き男子高校生は、怪異の地位向上の為最もポップでキャッチーな名前のクラブを作り部員を募った。癖の強いメンバーと共に怪異ショーを披露。怪異の仕業にもトリックがあるのだと意気揚々と発表するも人々は怯える。なぜだ。こんなに凝ったトリックを考えたのに
43『井戸の蝶』
100年前、日本橋蛎殻町にある井戸の底で女の死体が見つかった。呪いの井戸として取り壊されることなく放置されているが、毎年春になると中から大量の蝶が羽化して生まれる。当然中には蝶が好む植物は生えていない。オカルトマニアと昆虫学者の卵の幼なじみコンビが、井戸の秘密に迫る
44『豪華客船マタニティ』
第一子を妊娠中の女性しか乗れない豪華客船。初めての出産前の不安解消、ママ同士の情報交換、妊婦生活最後の贅沢を目的としたサービスだが、運行中の船に爆破予告が来た。ママと赤ちゃんを救うため、医師・助産師・乗務員達と犯人の攻防
45『新宿奇病の塔』
新宿御苑の一部の土地が外国企業に巨額で買われ、建ったのがShinjukuQOLTower。日本文化が好きな外国人難病患者が、大好きな街並みを見下ろしながら緩和医療を受けられる。余命僅かの西洋人妻をもつ男性は希望通り入院させるが、謳い文句とは裏腹に中では怪事件が続発していた
46『絶対の目撃者』
殺人事件の目撃者になりたい男は、悩んでいそうな人を罠にはめ、殺人事件を起こさせる。犯人になる人は、きっかけははめられた事ではあるが明確に殺意を持って自ら殺すので、男は教唆罪にはならない。絶対に手を下さずに殺人を目撃し続ける狂人の記録
47『難民と天使の事件捜査』
無職ネカフェ難民の青年。隣のブースの人が自殺未遂を起こしたが、殺人かも知れないと気づく。しかし社会的地位も低いしきっと信用してもらえないと思い尻込みしていると、店員の明るい美少女が、一緒に事件を解いて警察に言いにいこうと申し出る
48『アパレルパラレル』
非おしゃれだが上京を機に陽キャデビューしようと奮闘するアパレル店員の青年。閉店後更衣室を掃除していたら鏡の中のパラレルワールドに入ってしまう。鏡の世界では自分は超イケていて、女性達に相談される事件を解決する。昼は陰キャ下っ端バイト、夜は雰囲気イケメン探偵
49『逢い引きの非密室殺人』
昭和初期。不倫男女や同性愛など世間的に肩身の狭い者が逢い引きする為の宿。密室で心中したがる客が多いので店主は細心の注意を払っていたが、殺人事件が起きてしまった。ただし全く密室ではなく、あえて発覚させるような犯行。店主は犯人を捕まえその意図を知ろうとする
50『悠久の牛』
投資セミナーの大規模詐欺。参加者は農場に連れて行かれ、悠久の牛と呼ばれる普通の牛に力があると信じて、全財産を渡してしまう。普通に見ればただの農場。どうやって洗脳し金を差し出させるのか。冷めたリアリストと心優しく共感性の高い刑事コンビが難事件に挑む
51『ハイパーアンチエイジング』
高齢化社会に老人は不要という過激な思想の介護福祉士は、リハビリと称して利用者を壊していく。卑劣にして完璧な犯罪を見抜いたのは元刑事の利用者(90)。ただ訴えても隠ぺい・もみ消されると思い、定年以来30年ぶりの捜査をひとりで地道に行う
52『告解と赦しのアロマ』
アロマオイル専門店を営む儚げなイケメン店主の元には、毎日客が自分の罪を告白しに来る。赦すように優しく微笑む店主は、話を聞いただけでその事件に隠された真実を見抜く。自分を責めながらもやはり何かのせいであって欲しいと願う客。店主はその繊細な心を包み込む
53『不適切な人質と割を食う犯罪』
田舎の個人商店で強盗事件が発生。人質に取られたのは店番のおばあちゃんではなく、ゴツイ黒帯の長男。店の毎日の売り上げは微々たるもので、どう考えてもすぐに捕まるし、犯人にとってはメリットゼロの犯行のはずだが?
54『過激な転職エージェント』
学歴や性格など、一般的な転職市場ではお呼びでないような人を専門に扱うエージェント。へらへらした美青年は、良い条件の職場を確保するため、相談者の希望する会社の弱みを握るべく奔走する。得意技は、天使のスマイル恫喝。
55『君の詐欺に引っかかれば良かった』
10年前、青年は交際相手を自殺で亡くした。彼女は常に死にたいと言っていたが実行するわけでもなく、当日も死ぬ死ぬ詐欺だと一蹴してしまった。悔やみ続ける青年の元に手紙が届き、彼女が死にたがっていた本当の理由を知った。青年は復讐に燃え、事件を暴く
56『柄の神様症候群』
奇病「柄の神様症候群」を患うと、洋服や持ち物など派手な柄ばかりを好んでしまい、最後は柄の国に連れて行かれる。地味な人生を歩んできた青年は罹患し飛ばされるが、色に支配された世界では視覚トリックを使った殺し合いが毎日行われていた。生き延びるには?治癒の方法は?
57『君にはお金持ちになってもらう』
毒親育ちで貧困から抜け出せない高校生の前に現れた青年に、金持ちになるバイトをしないかと誘われる。屋敷を与えられ、専属シェフや家庭教師など至れり尽くせり。仕事内容はただお金持ちの少年でいること。気味が悪くなり秘密を探るうち、優しい理由にたどり着く
58『集まれ!役立たずの怪異たち』
子供の頃から怪異が見える体質の心優しい青年。世の中には、誰かを脅かしたり呪ったりする能力もなくただただおばけであるだけの役立たずの怪異が一定数いる。青年はそんな怪異たちの相談を聞き、おばけとして立派に人を脅かせられるよう、物理トリックを教える
59『日付職人と時間の魔法使い』
アリバイトリック専門で犯罪を手伝う男性バディ。貰った報酬通りに働くだけ、一切感情移入しないことが信条だが、母をいじめる祖母を殺したいという少年が現れる。止めるべきではと揺らぐ日付職人と、少年の意思を尊重すべきと主張する時間の魔法使いの出す答えは?
60『謎解きは大体、根性でなんとかなる』
謎解き部部長の男子高校生。流行の謎解き問題やリアル脱出ゲームを作って学校イベントで発表する部だが、大体いつも本物の事件が起きる。そして自分達が仕掛けた謎が解けずにあわあわする部員たちに、部長は朗々と告げる。「謎くらい根性でなんとかしろ」
61『霊媒師の霊媒師による霊媒師のための殺人』
インチキ霊感商法の偽霊媒師の連続殺人事件。他人事のように見ていたリアル霊媒師の少年は、自分も狙われていることに気づく。殺される恐怖とインチキだと思われた怒りがないまぜになった結果、殺人犯を捕まえて殺し、悪魔の儀式の生贄にしようと決める
62『消えた転校生の嫁入り』
転校初日、登校中に失踪した転校生。誰も顔を知らないその女子生徒を、村人みんなで探す。男子中学生は、転校生が一人住まいの予定だった古い貸家の桐箪笥から、大量の打掛を見つける。狐にさらわれて嫁入りさせられたのではとの噂が回るが、主人公は信じず孤独に探す
63『断末魔の救済』
覆面ミステリ作家・断末魔天啓ファンの高校生は、作品の模倣犯になる。ただし完全に模倣するわけではなく、犯行の途中まで完全再現し本編を覆すトリックで被害者を必ず救出する。ニュースを見た断末魔は主人公に抵抗して無茶な作品を次々出すが、必ず救済する主人公に屈し筆を折る
64『重箱の 隅をつついて 探偵業』
迷い犬探しも不倫尾行も、捜査の基本は地道な努力。重箱の隅をつつくようにちまちましつこく調べるのがポリシーだ。地味で結構。探偵なんてそんな華々しいものじゃない。目立たないことを武器に探偵業を営んでいた主人公が連続殺人に遭遇。人前で推理する羽目に
65『共犯してくれるなら、お昼食べてもいいよ』
常にぼっち飯の男子大学生。食堂の隅で細々食べていると人気者のイケメンが突然、犯罪に加担するよう持ちかけてきた。「共犯してくれるなら毎日お昼食べよう」道徳観がブレーキをかけるのに、目の前に保障されたキャンパスライフの誘惑に負けてしまう
66『潔癖症の宴』
無菌主義を掲げる過激派思想の若い男女は、徹底的に菌との接触を避けている。やがて彼らは無菌状態の小さなホテルを作り暮らす。しかしその中ではこいつは汚いと認定されれば除菌と称して拷問の末殺される。空のペットボトルとコンビニ弁当に囲まれて暮らすぐうたら刑事が潜入する
67『Catcher with the Lier』
両親の借金で一家離散した中学生男子。そちらの道に引き取られ、道行く人に声をかけて詐欺を行う仕事に従事していたが、ある日声をかけたのは自称超ペテン師のミステリアスなお兄さん。「君はキャッチの才能がある。僕と組んで、最高の大嘘をつこうよ」
68『凶器プレゼンテーション』
「あなたの殺したい相手、味わわせたい苦痛、あなたの性格や運動能力、ライフスタイルに合わせた、最も理想的な凶器をプレゼンいたします」嘘みたいなセールス電話を受けた男子大学生は購入し、彼女のストーカーを殺そうとするが、その殺意自体プレゼンターの洗脳である
69『神保町、本の虫はカレーがお好き』
読書が趣味の地味な大学生がせっせと通うカレー屋のイケメンは、何かと人の相談に首を突っ込む。そして、タダにしてあげるからと言って謎解きを大学生に手伝わせる。巻き込まれたくない、平和に読んでいたいのに、あのカレーを食べたくてつい……!
70『大好きな人の死と、金塊』
貧乏だが優しい祖父と幸せに暮らしていた男子高校生。祖父が老衰で亡くなり、思い出のぼろ屋を手放す。解体費用がなく自ら壊していると、家中から金塊と殺人を託す遺言が。理想的な祖父の黒い面を知り、思い出が塗り潰される絶望と生きる為の金、祖父の遺志に揺れる
71『木曜日のわらべ歌』
田舎に住んでいた子供の頃、木曜15:30に必ず防災無線で流れてきたわらべ歌。大学進学で上京したての主人公は、その歌が自分の住む地区にしかないものだと知る。民間伝承を研究する院生イケメンが興味を示し、夏に一緒に帰省して地区にまつわる伝説と隠された過去を暴く
72『謎解きは生きる術だった』
「僕は子供の頃から、謎を解くことを強要されていた」両親はエリート警察官だったが、謎を解く能力がある主人公に解決させていた。条件付きの愛、解かなければ笑ってもらえない。18で自立し謎解きとは無縁の平和な暮らしを始めたが、職場の社長が怪死し……
73『困った時は、焼き芋の歌を待って』
冬季限定・何でも解決してくれる焼き芋屋さん!困りごとがあったら焼き芋屋さんのイケメンお兄ちゃんに言えば大体解決してくれる。町のマダム達の圧倒的情報網や手下の小学生などを使って、町民の相談を解決するハートフル日常謎解き。お兄さん夏は何してるの?
74『シンプルに、あなたと学校の怪談』
「この小説は、何のひねりもない、学校で起きた怪談です」ミステリーもホラーでもなく怪談の記録だと主張し続けるナレーターの嘘を見破り、ちりばめられた伏線を回収しながらトリックに気づいて欲しい。あなたとナレーターの騙し合いで遊ぶ二人称小説。
75『八重桜と火炎瓶の厳かな交換』
近未来。出征する青年に、恋人の女性(生物兵器の研究職)が渡したのは、枝付きの八重桜が入った瓶。青年の火炎瓶と取り替える。青年は出征先のトップに潜入して八重桜の菌を撒き、女性は研究所の闇を暴いて最後に火炎瓶で燃やすという計画。戦争に隠された真実は
76『ネイリスト、30分間の推理』
速い、安い、超絶技巧!で有名なネイリスト。美人な上にどんなに凝ったデザインでも手早く施術してくれると評判だが、人気の理由はもうひとつ。複雑な相談・謎も、施術の片手間にぱぱっと解決してくれるのだ。「悩んでる暇があるなら爪のお手入れしてください」
77『僕は殺人鬼に恩がある』
閉鎖的な山村に住む男子中学生。村人の青年が起こした猟奇殺人のせいで、家族全員死亡。少年は大喜びした。ついにクソ田舎から出られる。しかも親を亡くした可哀想な子として好待遇。服役する青年の元へ通い交流を深め、猟奇殺人に至った理由を聞き尊敬し、道を踏み外す
78『祭り囃子と真夏の踊り子』
和太鼓サークルの男子大学生が離島の祭で出会ったのはベリーダンスを踊る美しい女性……と思いきや、化粧を落としたらガサツな男。なぜか気に入られる。帰る日に台風でフェリーが全滅。一夜明け孤立した島で連続殺人。体力担当の主人公と色仕掛けの女装男の謎解き
79『隣の芝生は赤黒い』
貧乏学生の家から見える庭付き戸建の家族はいつも幸せそうだ。不遇な人生を送ってきた主人公は少し羨ましく思いつつ慎ましやかに生きる。ある日その家の子供が主人公に助けを求める。毎日知らないおじさん達がやってきて謎の儀式をしている、やめさせて欲しい。家族の秘密とは
80『ハイジャック犯はあやかしマフィア』
失恋し傷心旅行中のOL。飛行機がハイジャックされ人質に取られる。すらりとしたスーツで優雅に拳銃を向けてくる美しい男は実は狐。他のマフィアの面々もあやかし。人質なのになぜか丁重に扱われ逆ハーレム状態だが、OLは乗員の命を守る行動をする
81『野良猫と迷えば』
貧乏で内気な大学生。アパートの茂みに住む野良猫だけが癒し。ある晩夢に少年が出てきて、猫についていって欲しいと頼む。ついていくと、謎の屋敷に迷い込む。猫が変身を解き少年に。屋敷の住人は実はみんな猫。ある事件を解決するのを手伝って欲しいと頼まれる
82『わるいこと、うれしいこと』
破滅願望、希死念慮でめちゃくちゃな暮らしをする男子高校生。優等生の目立たないクラスメイトから怪しいクスリをもらい、「どうせ死にたいなら何してもいいでしょ、手伝ってよ」と言われ、犯罪組織で働きながら生き甲斐を取り戻していく
83『点検』
ガス点検詐欺組織で働く青年、点検を装って住人を縛り上げ家捜ししていると、家の奥に不自然な一部屋。這いつくばらなければ入れない小さなドアをこじ開けるとそこは座敷牢で、衰弱した美少女がいた。その時は見なかったことにしたが気になって仕方なくなり、逮捕覚悟で助けに行く
84『コイントス・ミステリー』
レアっぽい100円玉を見つけた貧乏青年。買取業者に聞くと、いわくつきのプレミア硬貨。特定の人間に憑くとコイントスで必ずその人間の望む面になるという。売らずに帰ると硬貨が人間の姿になり、青年を振り回し始める。めんどくさいが居心地も良く、つい面倒見てしまう
85『雲を食み、糸を吐く』
人里離れた山奥に住む変わり者のイケメン雲野衣都。織物を生業としており、心を許しているのは幼なじみの農協職員。雲野の工芸品を道の駅に卸すがてら、さりげなーく麓の町で起こる事件を相談し、機嫌を損ねないように注意しながら雲野に解決してもらう
86『僕にしかできない死体消滅トリック』
屏風の中に獣を飼う美少年。高額で「絶対に見つからない」死体遺棄を請け負う。月夜の晩に屏風から獣を出して食べさせ、朝になると屏風に戻る。完全犯罪だと思われていたが、偶然幼児に現場を見られてしまい、口封じに生きたまま食べさせたら、崩壊が始まった
87『心がときめくお片づけと謎解き』
某お片づけ専門家を崇拝する変人イケメンは、趣味が高じて家政夫サービスを始める。毎度、整理整頓しながらその家庭に隠された事件を見つけてしまい、友人の新米刑事は毎度呼び出され、収納やゴミの分別を手伝わされつつ事件解決に向けて力を合わせて謎を解く
88『狐の嫁探し 〜頼りないコン活〜』
冴えない自堕落フリーター。ある日夢枕に毛並みの綺麗な狐と祖父が出て、この狐の嫁になる女性を探して欲しいと言われる。起きると内気な青年。東京中の、女性の神様がいるという神社を回って婚活しながら、狐と神様の不思議な世界に巻き込まれていく
89『公衆トイレ伝言ゲーム』
公園のトイレに無造作に書かれた落書き。近所の高校生はたまに増えるその文字列に意味があることに気づく。何かの取引だと考えた少年は、少しずつ書き足し意味を変え、ふたりを引き合わせることに成功する。しかし待ち合わせ当日、少年の前に現れたのは意外な人物で……
90『やっかみとはったり』
心霊系有名配信者の男子高校生(はったり、本当はびびり)に毎度アンチコメントを書くニート(やっかみ、能力は高いが性格がクズ)。視聴者1人とお墓巡りをするリクエスト企画。やっかみが当選し撮影を始めたが、誘拐事件に巻き込まれる。案外意気投合してしまったふたりの脱出劇
91『双子の競争と狂騒』
親でも見分けがつかないほど似てる双子。大学生になったから髪とか変えろと周りに言われても頑なにやらない。理由は幼い頃からふたりで競争してるから。いたずらをしてどっちが捕まるか、相手になすりつけられるかのゲーム。弟の大学内で事件が起き、容疑者に挙げられるが……
92『あやかしと輪廻転生の脱出ゲーム』
リアル脱出ゲームの運営に就職した新卒男性。スタッフはあやかしで、客は、亡くなったもののこの世に未練があり成仏できない・輪廻転生の輪に入れない等の訳あり幽霊。あやかしの力で死んだときの状況を再現し、客の幽霊と共に問題を解決して成仏させる
93『ゴム鞠状の惑星で飛び降り自殺する方法』
地面がゴムでできた世界。高所から落ちると弾かれてどこかへ飛んでしまう。飛び降り自殺する方法が未解決問題で懸賞金がかかっており、皆飛び降りてはランダムに弾き飛ばされているが、高校生が方法に気付き、実験の為彼女を騙して飛び降りさせようとする
94『九時五時の霊視探偵』
霊能力探偵イケメンとおばけが怖い助手。腕利きで怪異事件(または怪異に見せかけた人間の事件)を次々解決していくが、絶対に残業しないので、夜の調査は助手に任せられる。死にそうになりながら集めた情報を翌朝聞き、余裕で五時までに解決する探偵に振り回されげっそり
95『クローズド遊郭』
明治、廃娼運動で揺れる地方の遊郭で連続殺人。被害者は客。安全を守るため遊郭の門を閉鎖し、元々逃げられないよう深くできていた外堀に毒を流してクローズドサークル化した結果、客がいないはずの内部で遊女が犠牲になる殺人が続く。かむろの少女が諜報員として犯人を探す
96『暗号専門店のミス』
客の要望に合わせた暗号を作る店の青年。個人、企業、犯罪組織問わず、要望通りの難易度・形式で作る。客の事情には口を出さないが、自分の親友が殺されそうになっていることを知り客に偽の暗号を渡すと、そこから巨大な犯罪計画が狂いだし、青年も事件に巻き込まれる
97『ふわふわした死に方研究』
難病で余命僅かな少女が最後の夏にやりたいことで、世界一ふわふわした死に方を一緒に探して欲しいと少年に頼む。ふわふわの定義のすり合わせから始まり、死ぬのに必要な物のやわらかさを片っ端から試したり、自由研究のように一冊のノートを作る。少女は実行するのか?
98『ブレイン・ウォッシュ・パーティー』
若者の間で流行中の洗脳パーティー。薬物やアルコール無しでいかに洗脳しあうかのバトル。トップランカーの有名大学生に普通の男子高校生が挑む。その洗脳行為自体が、既に誰かに洗脳されているのでは?疑心暗鬼と支配欲に満ちた異常な世界の攻防
99『幽霊とは15年来の親友です』
高校生男子。保育園から一緒の親友は実は幽霊だが気にしていない。幽霊の「彼女が欲しい」という極めて一般的な悩みを解決すべく、未解決事件の現場に行って美少女の地縛霊を探し事件を解く(そしてフラれる)。親友の俺から見ても超良い奴ですよ。おすすめなのになあ
100『アナログ探偵とスマホ依存の僕』
推理力抜群だが電子機器にめっぽう弱い探偵と、分からないことはすぐググるスマホ依存の僕。探偵事務所を営む。婚前調査の依頼で屋敷に赴くと殺人。旧家同士の争いと、イマドキ花嫁花婿それぞれの事情が絡む複雑な事件だった。超アナログ+ネット知識の推理劇