韓国人は全員MBTIを把握している!?
~出張で見えたMBTI大国・韓国の実態~
こんにちは!月1回のペースで韓国に出張している商社マンのじゅんぽよです。韓国では大手石油企業や海運企業の方々と日常的にお仕事をしていますが、仕事や日常の中で驚かされることが多い国です。その中でも、特に私が衝撃を受けたのが「韓国人のMBTIへの関心」です。日本ではMBTI(性格診断)はちょっとした趣味や話題作りに使われる程度ですが、韓国ではそれが日常生活や仕事、さらには恋愛にまで深く根付いています。
「韓国人って全員MBTIを知ってるんじゃないの!?」と感じたエピソードをいくつかご紹介します。
エピソード1:就職活動でもMBTIが参考にされる!?
取引先の大手企業の方と話していた時のこと。「うちの部署、ESTJを募集してるんですよ」と聞かされて驚きました。なんと、韓国の一部企業では、採用面接や配属の際に候補者のMBTIを参考にするケースがあるそうです。
例えば、「外向的で効率的、リーダーシップのあるESTJタイプがこの部署には向いている」といった具体的な性格の傾向を重視しているとのこと。もちろん、すべてがMBTIだけで決まるわけではないようですが、それを公言してしまう点が日本とは大きく違います。日本で「〇〇型の人を募集します!」なんて話は聞いたことがありませんよね。
エピソード2:恋愛でもMBTIが超重要!
仕事だけではありません。プライベートでもMBTIは韓国で絶大な影響力を持っています。特に若い世代では、ブラインドデート(いわゆるお見合いのようなもの)の際に、自分のMBTIをプロフィールに記載するのが当たり前なんだとか。
友人の韓国人から聞いた話ですが、なんと「自分のMBTIと合わないタイプの人とは、デートすらしない」という判断基準にもなるそうです。例えば、内向的で静かな性格のINFPタイプの人が、外向的でエネルギッシュなENTPタイプの人を最初から避ける、なんてことも普通に起こるのだとか。
恋愛の場でも性格診断が大きな影響を与えるというのは、日本人からすると少し驚きですよね。でも、韓国人にとってはこれが一つの効率的な方法であり、性格や価値観のミスマッチを未然に防ぐための手段のようです。
エピソード3:会話で「あなたのMBTIは?」が当たり前
これまで数えきれないほど多くの韓国人と話してきましたが、驚くべきことに全員が自分のMBTIを即答できました。日本では「えっと、それ何だっけ?」という反応がよくありますが、韓国では違います。
「あなたのMBTIは?」と聞くと、みんなすぐに答えてくれます。そしてその後は、「ああ、だからこういう考え方をするのね!」といった具合に、MBTIをもとにした具体的な会話が始まるのです。これがとても自然な流れなので、「本当に全員知ってるんだな」と実感しました。
なぜ韓国でMBTIがここまで浸透しているのか?
MBTIがここまで広く活用されている背景には、いくつかの理由があるように思います。
1. 若い世代の間での自己理解のブーム
韓国では、自分を知り、他人とどう付き合うかを考える文化が根強くあります。特に20~30代の若者たちにとって、MBTIはそのための手軽で面白いツールです。
2. 仕事や効率性を重視する社会
韓国社会では、効率性が非常に重要視されています。そのため、MBTIを通じてチームの相性や働き方の最適化を図ることが理にかなっていると考えられています。
3. SNSやメディアの影響
SNSやYouTubeではMBTIに関連するコンテンツが大人気です。お笑い番組やドラマでもMBTIに触れることが多く、国民的な話題として盛り上がっています。
まとめ:MBTIが「国民的文化」になった韓国
韓国でのMBTI人気を目の当たりにして、最初は戸惑いましたが、今では「これも文化の一部なんだな」と理解しています。性格診断をここまで日常に取り入れる姿勢は、効率性と自己理解を重視する韓国ならではの特徴なのでしょう。
ちなみに、私のMBTIはENTJですが、韓国では「仕事ができそう」「リーダータイプだね」とよく言われます(笑)。みなさんも、韓国人と話す機会があれば、ぜひ「あなたのMBTIは?」と聞いてみてください。そこから盛り上がること間違いなしです!