第171回『手話が共通言語のお店』#136
このマガジンは私が配信しているポッドキャスト『患者のホンネ』の今週の内容を文章にしたものを掲載しています。
とはいっても、一語一句文字起こししているわけではありません。
話しているとエキサイトして、ハシタナイ言葉も使ってしまうのでここでは少し整理して、テーマをわかりやすくお伝えしたいと思っています。
音声が良い人はポッドキャストで『患者のホンネ』を検索してくださいね。
今回は5分程度の収録です。
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手話を共通言語とするお店ができたというニュースを見ました。
スターバックスなんですけど、手話で運営するお店を東京都国立に作ったそうです。
店員さんはみんな手話で会話。
お客さんは手話できる人は手話で、あとはメニューを指さしたり、筆談で注文します。
お客さんのインタビューで
聾学校の生徒さんが「いつも普通のお店では自分の番で時間がかかって、並んでいるお客さんが気になっていたけど、ここはスムーズにできて気持ち良かった」とか
「買物はさっと済ませるものだったけど、お店の人と雑談できてうれしかった」と言っていました。
親子連れの人は小学生の女の子が手話を習い始めたところで「こんにちはとありがとうだけできた!」とニコニコと応えていました。
みんなうれしそうで!いいなあ~と思いました。
では職場としてどうなのか、福祉関係の人も視察に来ていました。
「今まで、障害があるからここで、障害があるからこれしか、という感じで職場を決めてきたけど、ここの人達は特技を活かし、夢を叶えている。自分たちも意識を変えて、可能性を広げていきたい。」と言っていました。
わたしもニュースを見ていて、これはもう障碍者雇用の話じゃないんじゃないかと。
新し文化が生まれているんじゃないかと思いました。
耳が聞こえない、おしゃべりできない、から
手話できます!といって職場を選べる時代。
障害で身についた能力がプラスワンの技術、強みになる時代なのではないかと。
障害や病気だけじゃなく、外国人も、日本語できませんというんじゃなく、中国語できます!スペイン語できます!と職場が選べる時代になるといいなと。
マイナスからのスタートじゃなく、プラスからのスタートになると本人も周りも意識が変わると思います。
障害や病気など、マイノリティーで虐げられる立場にいると、まず人並みになるまでの労力がハンパなく必要になる。
それが、マイナススタートではなく、プラスからスタートできると本人の意識も、周りの意識も変わってくると思います。
このお店のシステムがブームとかじゃなく、文化として定着すれば、社会の意識が変わって、いろんな人がもっと生きやすい社会になるんじゃないかなと思いました。
サポート!?有難いです。 あなたに100倍良いことありますよう、全力で祈ります。 いつか実家でお店を出す資金にします!